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COFFEE STAND CONTAINER

旭川駅前から徒歩10分。
カフェラテと手作り焼き菓子の店
COFFEE STAND CONTAINER

THE CAST FILE NO.02 戸叶 宏樹

旭川市買物公園通7丁目。常磐公園からもほど近いCOFFEE STAND CONTAINER(コーヒースタンド コンテナ)は、アートと自転車を愛好する戸叶君が営むカフェです。彼と僕は、お互いの家が窓から見える距離で育った幼馴染み。その縁もあって、年に数回行っている”MOJANE出張自転車整備”の開催場所として協力してもらっています。道内各地で遊ぶMOJANEユーザーには、中継地点の休憩場所として、旭川近郊のローカルグルメ情報の収集ポイントとしても、是非知ってもらいたいお店です。
2017年7月で5周年を迎えたCONTAINERの戸叶君に、オープンまでのストーリーや、今後の展望をインタビューしてきました。

INTERVIEW
HIROKI TOKANOU

COFFEE STAND CONTAINER

3.11がきっかけで家族や人生を考えた結果
やりたいことをやろうと決めた。

moro : 東京から帰ってきてカフェを始めるって聞いたときは驚いたよ。カフェを始めようと思ったきっかけもそうだし、札幌出身の戸叶が、なぜ旭川という土地を選んだのかを聞かせてよ。

tokanou :旭川は大学時代を過ごした場所で土地勘もあったから、ここに住むことは”戻って来る”に近かった。人も地域性もどこかのんびりしていて、スローな感じが自分にも合っているしね。妻とは大学時代からの付き合いで、卒業後は一緒に東京や神奈川で6年間暮らしたんだ。その間に結婚と出産を経験して子育てが始まったんだけど、2011年3月に東日本大震災があって。あの震災をきっかけに、家族や将来について考えることになって…子育ての環境も考慮して妻の地元に帰ろう、という決断に至った。コーヒー屋をやりたいっていうのは東京にいた頃からずっと考えていたし、決めていたんだ。タイミングが合ったというか、”待っていた”という感じだったかな。


moro : それまでの仕事を辞めてカフェを始める事に対して、家族の反対はなかった?

tokanou : やってみないと気が済まないっていう僕の性格を一番わかってくれていたのが奥さんだったから、反対はなかった。逆に、失敗してもいいからやってみよう、という雰囲気だったよ。当然たくさん心配は懸けたけど、何とか今までやってこれたよね。

COFFEE STAND CONTAINER

moro : 新たな土地で、新たな業種に挑戦した訳だけれど、開店までの道のりで苦労したことはある?

tokanou : やっぱり手作業で施工した改装かな。ここは元々、ラーメン屋だった物件で、とても汚かったんだ。天井を剥がして、断熱材を張って、仲間に手伝ってもらいながら作り上げたんだよね。実は、最初は前の職場で出会った仲間と一緒に始めたんだ。彼はカフェで働いた経験があったから、頼っていた部分も多かったんだけど、色々あったよね…オーナーと従業員という関係が上手くいかなかった。当初のイメージとは違うものになってしまって、彼は新しい仕事を見つけて離れてしまったけれど、1人では始められなかったかもしれないから、今も感謝しているよ。

沢山のカフェを巡って見えてきた
CONTAINERのイメージ

moro : 戸叶家は兄弟全員が美術系で、幼い頃からクリエイティブな環境だったよね。戸叶君もその血を受け継いでいて、物づくりの才能があった。手作りの店内を見て、こういったお店を作ることは自然なことだったのかなと、僕は納得しているよ。

tokanou : そう…かもしれないねw 什器、カウンター、看板、店内の殆どがDIYで作ったものだよ。デザイン学科だったこともあって、絵を描くのも好きだし、物や空間を作ることが好きだった。そういうことを仕事にしたい気持ちはあっても、なかなか難しいじゃない?あれこれ迷いながら、東京でカフェというものに出会って、色んなお店を見ているうちにアイディアが生まれて「これしかない」っていう気持ちになっていったんだ。

COFFEE STAND CONTAINER

moro : 自分のお店を作る上で、影響を受けたお店はあった?

tokanou : 特に影響を受けたのは、代々木八幡のLittle Nap COFFEE STAND(リトルナップコーヒースタンド)。お店自体は小さいんだけど店構えがお洒落で、対応が素晴らしかった。そつなくクールな東京の他のお店とは、全然違ったんだ。すごく優しい雰囲気で、味も良いしビジュアルも良いってことで。CONTAINERとはだいぶ雰囲気は違うけど、とてもインスピレーションを受けたよ。東京では是非行ってもらいたい。

COFFEE STAND CONTAINER

DIYで創り上げた空間で味わう
自慢のアイリッシュ・ラテ。

moro : 天気の良い日に、外のベンチで飲む甘いアイスカフェラテがMOJANEのお気に入りだけど、CONTAINERの看板メニューや、戸叶君が自信を持ってるメニューはある?

tokanou : やはりラテかな。中でも特にアイリッシュラテ。横浜にCoffee and baby(水谷珈琲)っていうお店があって、赤ちゃん連れでもだいじょうぶですよ、みたいなところでね。そのお店は同じマシンを使ってるんだけど、アイリッシュラテが本当に美味しくて。自分もそういう印象的なラテを作りたい、と思ったんだ。

COFFEE STAND CONTAINER
COFFEE STAND CONTAINER
COFFEE STAND CONTAINER

moro : 沢山の店をリサーチしてきたと思うけど、今も他のカフェや飲食店を偵察しに行ったりするの?

tokanou : 参考にするための食べ歩きはしなくなったかな。美味しいものは美味しい。それは間違いないんだけど。どんな人が、どんな思いで、どんなお店をやっているか。今はそういうところに興味がある。そこが面白い所だよね。

誰もが安心できる定番の焼き菓子を
コツコツと欠かさずに作ること。

COFFEE STAND CONTAINER

moro : 2013年、MOJANEのお客さんを集めて札幌からピストでCONTAINERに来たでしょ。あれが初めてのCONTAINERだった。クッキーとマフィンを食べたんだけど、疲れた体にコーヒーと甘い焼き菓子が凄く美味しかったのを覚えているよ。お菓子づくりはいつから始めたの?

tokanou : そうそう、俺はあの時初めて間近でピストを見たんだよね。「カッコ良いな。札幌から自転車で来るなんて、やばい人たち居るなぁw」って思ったよ。料理はもともと好きだったし、食べ歩きも好きだし、食事を出すカフェをイメージしていた時期もあったから、お菓子作りも結構練習していたんだ。今は、お店で焼き上げる数種類のスイーツの他、毎週金曜日にjojoniというお店のパンを届けてもらっているよ。新メニューをどんどん出すっていう面白さよりも、ベーシックな物を欠かさずに揃えるお店を目指してる。常連さんにも、初めての人にもホッとしてもらいたいからね。

COFFEE STAND CONTAINER

moro : その点はMOJANEとは真逆かもしれないね。常に新しいモノを探したり、刺激的な体験を求めたり、面白い提案をしようと心がけているから。業種の違いもあるけど、戸叶ならではの繊細なお店作りだね。決して席数は多くないのに、毎日の常連さんから旅行者まで、色んなタイプのお客さんが同時に居られる空間。知らない土地なのに妙にリラックスできるよね。このスタイルはどうやって作ってきたのかな。

tokanou : 店は自分そのものだから、性格がとても出るよね。俺が地元っ子じゃないからか、お客さんには転勤してきたという人や移住者なんかも多いんだ。新しい土地で居場所を見つけるのは時間がかかるものだけれど、そういう人にホームを感じてもらえると嬉しいね。意外かもしれないけど、実はモロの接客にも影響を受けたんだよ。北海道に戻ってきて、迷ってることが沢山あった時期に、モロがどんな感じでお店をやっているのか興味があってMOJANEに行ったんだ。そしたら、普段と同じ感じで、お客さんとめちゃくちゃフランクに話していて。次から次へと人が入ってきても、常連さんもそうじゃない人にも全く隔たりの無い接客をしていた。「モロはこんな接客をするんだ」って、衝撃を受けたし新鮮だった。自分もこんな接客をしたいって、かなり参考にさせてもらったよ。


moro : 狸小路スタイルですね(照)。実際、仲間とお客さんの線引きが無いのが昔からのMOJANEなんだ。自分もそういう接客を先輩方からしてもらったし、受け継いだとも思ってる。東京は接客も洗練された店が多いから、珍しいと感じたのかもしれないね。

tokanou : そうかもしれないねw CONTAINERの場合は、会話を楽しみたいお客さんと、静かに過ごしたいお客さんがいるから、そこは気を配っている。どんな人にも気軽に来て欲しいと思うから、自分の主義やこだわりを前面に出すのではなくて、ライトで居心地の良い空間でコーヒーを楽しめるように努力しているつもりだよ。

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Categories : BICYCLE, RECOMMEND
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MOJANE [モジェーン]

営業時間 11:00-21:00 水曜定休
北海道札幌市 中央区南3条西1丁目12番地2F