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【2019-2020年度版】ビンディングブランドの傾向と選び方

個性×完成度 ビンディングメーカーの熾烈な戦い

ハイクオリティなビンディングが続々登場

2018-2019シーズンに発表されたビンディング(バインディング)は、各メーカーがスノーボーダーのニーズに全力で応えたラインナップが印象的でした。来季もこの勢いは止まらず、多くのブランドから完成度の高いモデルがリリースされます。

これらの中から1つのビンディングを選ぶとなると目移りしてしまいますが、ユーザーの目的や条件がはっきりと決まっているならば、ビンディング選びはおのずと「最強の数モデル」に絞られるのではないかと思います。来季2019-2020シーズンに向けて、MOJANEが注目するビンディングブランド5社の傾向とポイントを解説します。

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BURTONの独走時代は終幕へ

ここ数年、ビンディングの人気順位に大きな変化が起きています。その要因は、ボードとブーツを繋ぐアイテムとしてだけでなく、より優れた機能や使用感を追求するユーザーが増え、それに応えるメーカーの開発が活発になっている事にあるかも知れません。これまで崩れることのなかったBURTON GENESISの圧倒的なシェア数を脅かしているのが、独自のビンディング開発に力を注いできた専門メーカーの存在です。開発の成果を実らせた各社が、完成度とインパクトを併せ持ったモデルを続々とリリースし、ブランドとしても大きく成長しています。明確なコンセプトや驚くような乗り心地…これほどビンディング選びが面白くなるとは!

ビンディング主要5ブランドの特徴

各ブランドが得意とするスタイルやフィールド、コンディションと、MOJANEお勧めモデルをご紹介します。

UNION BINDING

UNION BINDING:ボードとのコンタクト性ピカイチ

足裏とボードの一体感や、細かなボードフィールに着目したCONTACTシリーズを発表した2012年頃から、徐々に完成度を高めてきたUNION BINDING(ユニオン バインディング)。2018-2019シーズン強烈なインパクトでユーザー満足度を獲得したFALCORE, ULTRA, STRATAの3モデルは今後も要チェックです。特にジャパンリミテッドULTRA LTDは、BURTON GENESISに対抗するオールマイティーバインディングだと言えます。ディレクショナル・フリーライド系のボードをお持ちの方は、是非お試しを。また、FALCOREはビジュアル、使用感共にパーフェクト。もちろん用途にもよりますが、バリバリのパフォーマンスを出したい中上級者にお勧めです。今持っているボードが劇的に変化する要素があるので、このバインに合うボードは何か、というギア選びにも繋がります。FALOCREの登場により、ギア選びの幅は大きく拡大したと感じています。 

NOW BINDING

NOW BINDING:小さな力まで逃さず伝え、疲れにくい

スノーボードへの力の伝達をキーワードに生まれたSKATE TECHは、小さな力を最大限に活かすNOW BINDING(ナウバインディング)のオリジナル構造です。フリーライディングのイメージが強く、メカニカルなパーツ構造が特徴的ですが、その見た目とは裏腹に使用感は軽く、少ない力でエッジに力が伝わります。
MOJANEでは、BURTONのTHE CHANNELとの相性が良いと考えています。ブッシングを交換すれば自分好みの荷重に変更可能。トーション(ねじれ)のかかり方やレスポンスを選択できる追求型のバインディングです。単調と思われがちなセッティング(セットバックやアングル、スタンス幅)のイメージを壊した、という点でも評価を集めています。MOJANEのお勧めモデルは、フリーライディングからパークライディングまでをカバーするPILOT。北海道という多彩なフィールドを網羅する為に必要なスペックを備えています。

fjell snowboards × burton

BURTON:あらゆる分野のトップに君臨し続けるビッグブランド

バインディングもBURTON(バートン)が得意とするギアの一つです。カービング、パーク、フリーラン、パウダー…全ジャンルで名作モデルを次々と打ち出し圧倒的な開発力を示してきました。BURTONのビンディングは、同モデルで2種類の形式があります。BURTON独自の”THE CHANNEL”に対応するESTと、その他のブランドに対応するRE:FLEXです。ESTはミリ単位のセッティングが可能で、ベースプレートの存在を感じさせずボードのしなりを体感できるのが特徴です。もう一方のREFLEXは、アングルが25°以上に設定でき、ボードのフレックスを損なうことなくパワーを作り出すことができます。
BURTONの定番モデルは、 機能とデザインが完成に達していて非の打ち所がありませんが、これ以上発展の要素が無い為かここ数年のマンネリ感は否めません。ただ、保証制度や交換パーツの手に入り易さを含めると安心感は絶大です。僕たちスノーボーダーは、リーディングブランドとしてのBURTONにいつも期待を寄せています。そういった意味では、17-18シーズンにリリースされたワンタッチ型のバインディングシステムSTEP ONは、多くの人に驚きと自由を提案しました。EST、REFLEX、STEP ON、様々なインターフェースを抱えるBURTONに今後も目が離せません。

FLUX

FLUX:強いベースプレートでダブルキャンバーを正確にコントロール

UNIONがボードのフレックスを重視したコネクト感を追求している一方、FLUX (フラックス)の特徴はベースプレートの”強さ”にあります(硬さではなく強さです)。シンプルな構造で足の力がダイレクトにボードに伝わり、ボードのホールド感が増す仕組みです。良い意味でバインディングの存在が感じられ、特にダブルキャンバー構造のボードのエッジングには定評があります。テクニカル分野のスノーボーダーにも人気があり、スロープスタイルのクリス・コーニン(USA)選手が強烈なアイシーバーンをダブルキャンバーボード×フラックスのセットアップで攻めている件も納得できます(8割以上の選手が大会ではキャンバーボードを使用している)。注目のXV2 LTDは、UNION FALCOREと同様、お気に入りボードに合わせて長く使えるクオリティです。ハイバック、ストラップのクッション性、ルックス、機能、全てにおいて高いサスティナビリティーを備えていると思います。19-20シーズンXV2LTDはありませんが、MOJANE的にCUSTOM-X FVとのセットアップを模索中です。

SALOMON:柔らかなヒールカップでシャドウフィット

スキーで有名なモンスターブランドSALOMON(サロモン)ですが、スノーボードギアでも足回りの全てを展開しています。MOJANEで取り扱いはしていませんが、サロモンユーザーからの良いリアクションは届いています。サロモンのビンディングの特徴は、シャドウフィットと呼ばれる特殊構造。ヒールカップが柔らかく設定し、あえて固定しないビンディングを完成させました。荷重移動の自由度が増したことで、例えば今以上に写真栄えするスタイルが作れるのではないか?という期待が生まれます。近い将来、ビンディングブランドとして独立するという噂もあり、オリジナルでビンディング市場のリングに上がる事を楽しみにしています。 

binding 2020

ビンディング探しのポイント

僕個人の感覚では、現役スノーボーダーの過半数はGENESISの使用感を知っています。GENESISは最も信頼できるビンディングの一つで、多くの方が使った経験があるモデル。もちろん現在も高い人気を維持しています。その為、比較の基準になりやすく、専門店で相談する際も「GENESISと比べてどうなのか」「GENESISよりも〇〇なモデルは何か」等と聞いてみると、より具体的な回答が得られるのではないかと思います。もしGENESISを体験したことのない方は、是非試乗会などで試して、ビンディング選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

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ボードとのマッチングを楽しもう

ビンディングは、スノーボードと体を結ぶアダプターの役割を担います。ビンディング1つでボードの乗り心地が劇的に変わってしまう、と言っても大袈裟ではありません。最近は、父親から譲り受けたという90年代のスノーボードを持ってビンディング探しをする若者が増えてきました。名作、伝説と呼ばれたボードや、僕が当時憧れていたボードに再会する事もあり、とても嬉しいです。懐かしのボード × 現代のビンディングというセットアップでどんな可能性があるのか、想像力を働かせながら対応しています。ここまで高品質で多彩なビンディングが出揃うようになった今、古いボードや乗り心地に飽きてしまったボードの乗り心地を大きく変えることが出来る可能性があります。ボードの性能を引き出すビンディング選びに挑戦して、スノーボードギアの1つ1つに興味を持ち大切に使って頂けたら、と思っています。
※スノーボードは保管状態が良ければ長年使う事が出来ますが、素材(プラスチック等)の定年劣化が進んだビンディングは壊れ易く、交換パーツも用意できない事が多いです。危険が伴うため買い替えをお勧めしています。

Categories : SNOWBOARD
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10 thoughts on “【2019-2020年度版】ビンディングブランドの傾向と選び方

  1. 鉄人 より:

    union FALCORに興味を持ちました。
    現在、burton SLXの26.0cmを使用しています。 
    FALCORは何サイズになりますでしょうか?
    よろしくお願いします。

    1. MOJANE より:

      鉄人 様
      コメントありがとうございます。FALCOREはMとL、2サイズ展開です。26.0cmのブーツならMが適正だと思います。因みに、僕は26.5のSL-Xで、FALCORE Mを使用しています。

      1. 鉄人 より:

        返信有り難うございます。参考にさせて頂きます。

  2. 鉄人 より:

    度々、すみません。下記の現象はありますか?
    よろしくお願いします。
    「ヒールカップ、ハイバック、アンクルストラップを一つのネジで固定しているために、ここのネジが緩むとヒールカップがぐらつき、センタリングが狂います。」

    1. MOJANE より:

      鉄人 様
      返信が遅くなり、大変失礼いたしました。過去のUNIONはそのような症状がありましたが、少なくともここ3シーズンの現行モデルでは殆ど見受けられません。緩み防止パーツが付いていますので、安心してお使い頂けると思います。

  3. 鉄人 より:

    答えにくい質問して、申し訳ありませんでした。
    返信有り難うございました。

  4. ダイスケ より:

    いつも楽しみに拝見させて頂いてます。
    一つお伺いしたいのですがburton ion25.5の場合にunionのfalcoreはMサイズでも使用可能でしょうか?
    それともサイズが大きく推奨されませんか?

    1. MOJANE より:

      ダイスケ様
      回答が遅くなりました。ION25.5 でも、もちろん装着可能です。その場合、ヒールカップのセンタリングを一番小さく設定することをおすすめしますが、IONはアウターがコンパクトに作られている為、人によっては違和感を感じる方もいるようです。当店のお客様で、ION同様コンパクトな作りのSL-X(25.5)にFALCORE(M)をつけている方に聞いてみたところ、「IONやSL-Xより大きいアウターを持つDEELUXEの同サイズと比較するなら、より相性が良いのはDEELUXE」、という意見もありましたので、参考になればと思います。

  5. 小枝 より:

    いつも楽しく拝見しています。
    ジェネシスを検討中なのですが、ジェネシスのハンモックが固定されているリベットが物によっては表裏が逆だったり、どちらも表だったり、と差があるようですが、裏がブーツ側にあるとブーツが損傷することがあると聞きました。MOJANEさんはこのことについて、どのようにお考えでしょうか?

    1. MOJANE より:

      小枝様
      いつもご覧頂きありがとうございます。2019-2020モデルのジェネシス及びジェネシスXのリベットの個体差は認識しております。
      この問題は、昨シーズンまでに起きた「リベットのメスがブーツ側にあり、アウターブーツに傷が付く」等の事例を改善すべく、内側と外側の両方がオスになるようアップデートするはずだったものが、外側がメスのもの、オスのものが出来てしまった。という経緯があるそうです(内側は全てオスとなっています)。
      入荷時にメーカーより説明がありましたが、動作に影響がない為、特別な対応をする予定はないとの返答でした。
      当店としても使用上の影響はないとは考えておりますが、高額な商品の仕上がりにムラがあるという事は残念です。ブランドイメージや信頼に影響を与えかねないという見解で、BURTONの対応に期待しています。
      MOJANEでは、今回のリベットの向きが原因で起こった不具合や破損が起きた場合の保証について、BURTONプロダクトサービスと協議していく所存です。

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