全く新しいCUSTOM-Xの登場。
BURTON SNOWBOARDSを語る上で、最も重要なボードがCUSTOM-Xではないでしょうか。 スノーボーダーなら誰もが知るモデル ”CUSTOM”のアップグレードボードで、シェイプは細く、フレックスは極めて固い。言わずと知れた上級者モデルのオーラを漂わせていました。そんなCUSTOM-Xも来季はフルモデルチェンジ。乗る者を選ぶボードから、楽しくレベルアップを実現するボードへと、イメージとサイズバリエーションを大きく変容させました。そして2期目に突入した”CUSTOM-X FLYING-V”にも更に注目が集まります。
CUSTOM-X/CUSTOM X Flying-Vを徹底解説。

今までのCUSTOM-Xのアウトラインは、オリジナルデザインのCUSTOMよりも細いものでした。新たにリリースされるCUSTOM-XのアウトラインはCUSTOMと全てが同じになります。

ディレクショナルボードとして有名なCUSOTM-Xですが、来季はセットバックが”1.25”。既存のデザインよりもツインチップの様な雰囲気でセッティングできるでしょう。この12.5という数字はBURTONからリリースされている”TRICK PONY”やマーク・マクモリス君が乗る”PROCESS”またはショーン・ホワイト君が乗る”TWC”と同等の数字です。ハーフパイプを意識したデザインなのか、TWINっぽくCUSTOM-Xを乗りたい方にとっては興味の沸くニュースですね。




歴代のCUSTOM-Xを乗り込んできた平山君のレビューに注目。

「CUSTOM-X FVは”X8”シーリズが登場した時の感動を覚えました。ビッグジャンプ、ガッチガチのナイター盤渓を覗けば間違いなくどこでも楽しめるボードだと思います。オフピステではCUSTOM-Xの様な操作性と伸びがあり、パウダーに入れば心地よい浮遊感を感じられる2刀流ボードです!特に北海道のフィールドで、朝一にパウダーを頂き、朝2からゲレンデクルーズやサイドカントリーの探索、地形遊びには最高のボードではないでしょうか?ネクストレベルのオールラウンドボードと言わせていただきます!」
CUSTOM-X/CUSTOM X Flying-Vまとめ
平山君の「ネクストレベルのオールラウンドボード」とは言い得て妙。MOJANEとしても、非の打ち所が無い高い完成度だと感じています。
Xにカービング性能やビッグジャンプを求めるのであればCAMBERで間違いないでしょう。一方で、山全体をクルーズしながら、攻めることもできるFlying-Vは、BURTONが目指してきたダブルキャンバーはこれなのか!!という十分なインパクトを持っています。F-Vが発表されてから数年が経ちましたが、このCUSTOM-Xに搭載されることで、完成を迎えたのでは無いでしょうか?因みにセットバックをすれば、DEEP POWでも戦える”BARRACUDA”の様なボードに変身します。
CUSTOM Xはハイパフォーマンスモデルという位置づけから、ハイパフォーマンス”FUN”ボードへと進化しています。決して位置づけが下がったのではありません。夢のボードが実現した、ということではないでしょうか。