customx 2021

CUSTOM X / FV|愛用者も唸る最新版、最高傑作の誕生か⁉

BURTON 2020-2021 CUSTOM X / FLYING V

CUSTOM X ユーザーズレビュー

長年、CUSTOM Xに注目してきたMOJANEですが、来季はXファンにとって特別なモデルになる予感がしています。このワクワクをお伝えするには、毎シーズンの変化を見届け続けてきたレビュアーたちの言葉が一番です。特に、CUSTOM X歴15年の平山くんのレビューは必見。

custom x 2021

Masaichi Hirayama

過去最高のX【CAMBER】

ここ2シーズンの良い部分を融合したドリームボードに仕上がっていました。
2019-2020モデルの様な高速安定性・伸び・キレを残しながらも、ピュアポップキャンバーか⁉と錯覚してしまうような軽快な板の動きがあります。
最初に156を試乗しましたが、フレックス・トーション共に張りが強く、なおかつ動くボードだったので、扱いが難しく「脚力のあるエキスパートやコンペティター向きのボードかな…」と思いました。しかし、次に乗った154では、サイズ差以上にフレックストーションの違いが感じ取れ、しなりやねじれを使ったグラトリや、地形での遊びも思い切りできました。僕にとっては完璧なバランスのボードです。パウダーでの浮力は2019-2020モデルと比べると落ちたように感じますが、ターン、ビッグジャンプ、高速域での遊び、これらにおいて高次元のバランスで計算された、最高傑作と言えるXです。

カービングをメインに使用し、ジャンプ、グラトリなどの要素をこのボードに求めない人ならいつも通りのサイズを選びで問題ないと思いますが、地形遊びなどを含めたオールラウンドボードとして使用したいなら、ワンサイズ落とすことをお勧めします。
もし、サイズダウンに抵抗がある方は、自分の脚力に合う硬さになるまで、使い込むことを想定しておいた方が良いかも知れません。

相性の良いと思うビンディングは、X EST, FALCOREです。

平山くんのCUSTOM X採点
インパクト:10 フレックス:10(156)8(154) カービング:10 グラトリ:7 バンク:7 テクニカル:9 トーション:(156)9, (154) 7 ジャンプ:9 スイッチ:8 パウダー:3
custom x 2021
平山 雅一 Masaichi Hirayama
1982年生/174㎝/65㎏/レギュラースタンス
試乗ボード:CUSTOM X 156.154
試乗コース:156余市1B、154センターA
使用バイン:FALCORE
このモデルをひと言で表すなら?「動く・キレる・ノビる・安定する」
custom x fv 2021

Masaichi Hirayama

THIS IS 北海道オールラウンドボード【FV】

試乗は午後。この日は下地が硬めのピステンに降雪中で、面で滑るとパウダー、エッジを入れれば雪面に当たる、というコンディションでした。ターン時にはしっかりと噛み、アイシーでなければいつも通りのカービングが出来そうな感じです。

浮力は「ストレートシューター」や「パウレンチ」といったパウダーボードには敵いませんが、浮き感が良く、他のボードにはない”スイッチでの浮力”が個人的にポイントアップ!FVの特性で取り回しも良く、グラトリも軽やかに繰り出せますし、地形をなめるように遊ぶのも楽しかったです。キャンバーのXは、あくまでも高速域でこそ性能を発揮するボードなのに対し、X FVはフレックストーションもキャンバーに比べて抑えめなので、低速域でも楽しめ、より広いレベル、シチュエーションにも対応できるボードだと思います。

また、雪質やシチュエーションに左右されずらく、幅広い環境で使えるボードです。バラエティ豊かな北海道のビッグマウンテンに、本州からトリップで訪れる際にチョイスするボードとしても満喫できると思います。。それから、これは好みの問題もありますが、2019-2020のX FVは、FVのファンな要素が強すぎて、ターン時のエッジバイトの足りなさを感じたのですが、2020-2021モデルではそのバランスが改良されていて、個人的には完成の域に達したのではないか⁉と感じました。

あえて気がかりな点を挙げるなら、試乗ボードが156しかなかった事。154での可能性も是非、試してみたかったです。類似モデルとしては、過去CUSTOM X FV,LIB TECH C2、ビンディングはMALAVITAやCARTELを合わせたいです。

ルスツや富良野などのようなビッグマウンテンで、しっかりターンもしたいしパウダーでも攻めたい、パークがあればそのまま流して飛びたい、地形もグランドも全て楽しみたいというなら、このボードで決まりです!個人的にはキャンバーと並んで来季の激プッシュモデルです!。

平山くんのCUSTOM X FV評価
インパクト:10 フレックス:5 カービング:8 グラトリ:8 バンク:8 テクニカル:4 トーション:6 ジャンプ:6 スイッチ:7 パウダー:7
custom x fv 2021
平山 雅一 Masaichi Hirayama
試乗ボード:CUSTOM X FV 156
試乗コース:センターA,B/余市1B
使用バイン:FALCORE
このモデルを一言で表すなら?「ハイエンドファンボード」
customx 2021

Rai Takeda

軽快な動きへアップデート

前回のCUSTOM Xに比べて、ピステンバーンでの軽快な動きが加わりました。とは言え、やはりフレックス・トーションはかなり硬めの印象です。カービングは相変わらず切れが良く、高速安定性も抜群。硬くても軽快なターンが出来ることが不思議でした。ターン自体に重さを感じず、気持ちの良いターンが出来ます。

ただ、フリーライディングの合間にオーリーや180などを組み込む様なライディングには不向きだと感じました。小さな小技を入れずに高速で大きく飛ぶ人にハマると思います。

パウダーライディングでもピステン同様の気持ち良さを期待していましたが、パウダーでは硬さが際立ち、一転して扱いずらくなりました。パウダーの底へと沈み込んでしまう感覚です。また、硬さのせいか、もっさりとした鈍いターンとなり、なんとも面白味のないボードになってしまいました。なので、カービングやエアに専念できるボーといえるのではないでしょうか。

ハイシーズン中、1日のルーティンにパウダーライディングを組み込んでいる僕としては、パウダーの要素を重視しがちですが、純粋にカービングを楽しみたい、でかいキッカーを攻略したい!と思った時に、安心して攻めれるボードを求めるなら迷わずCUSTOM Xを選びます。

点数評価では、軽快な動きが加わったことで、先シーズンのモデルと比べて点数を高く付けました。ですが、時と場合でゆるく滑りたい僕は、現状もう少しライトなボードをチョイスします。相変わらずXは本気の人向けだな、と感じました。

竹田くんのCUSTOM X 評価
インパクト:8 フレックス:9 カービング:10 グラトリ:5 バンク:7 テクニカル:10 トーション:9 ジャンプ:8 スイッチ:9 パウダー:3
custom x 2021
竹田 礼 RAI TAKEDA
1986年生/181cm/58kg/レギュラースタンス
CUSTOM X 156 CAMBER
使用バイン:X 12,-9
試乗ゲレンデ:余市
custom x 2021

SHOTA MOROHASHI

バインで表情が変わる、これぞX!!

BURTONが公表するサイズスペック上、アップデートは無し。だとしても、CUSTOM Xは毎年確実な違いがあります。今年も新しいCUSTOM Xに出会う事ができました。

今回の試乗では、自前の2017-2018シーズンのXと比較することに決めていました。2020-2021シーズンのXは、軽さ、エッジtoエッジの反応の良さ、アイシーな場面でのホールド感など、これまでのライディング性能を十分に備えながら、ハイスピードなフリーランにも遊び心を持たせてくれます。

新たに加わったのは「跳ね」の要素です。アプローチでは安定感があるのに、跳ね上がる時は軽々と飛ばせてくれます。キャンバーなのに、まるでFVに乗っている様な、乗りやすさを感じました。

僕が最も驚いたのは、オーリーです。弾くタイミングとポイントが絞られているボードでは、蹴ってもどこかに吹っ飛んでいってしまう怖さがありますが、テール全体がキックポイントになっているので、タイミングが掴みやすく安心して仕掛けていけます。

かっ飛ばして大きなターンをしようとした時に、適正サイズ体が負けてしまうと感じました。ハードなカービングターンには長さが必要だと感じました。短いとボードの動きがキレすぎて、体を倒し続ける事ができません。カービングターンの習得を志す人は、前ページの「ローカルヒーロー流の使い方」田中さんのボード選びを参考にして下さい。逆に、適正サイズでは急斜面でのショートターンはとても楽しかったです。適正以上にサイズダウンすると、より軽くキレが増す分、反射神経・脚力・集中力といった総合的な運動能力が求められると感じました。

また、バインディングの違いも驚くほど感じられました。用途によってバインをチョイスするとXの様々な面が引き出されると思います。CUSTOM Xが持つ力強さを、更にパワフルに仕上げるなら、X ESTの一択です。サイドカントリーを含めた地形遊びをしながら、1日滑り倒すなら、CARTEL X ESTが頼りになると思います。CARTEL X ESTで新たに設計されたヒールハンモックは、ピーキーなCUSTOM Xに上手く加重し、操りやすくしてくれるように感じられました。

諸橋のCUSTOM X採点
インパクト:7 フレックス:9 カービング:10 グラトリ:2 バンク:10 テクニカル:8 トーション:8 ジャンプ:8 スイッチ:6 パウダー:7 リカバリー:10 オーリー:10
test ride
諸橋 正太 Shota Morohashi
1982年生/181cm/75kg/レギュラースタンス
試乗ボード:CUSTOM X 156, 158 CAMBER
試乗コース:センター
使用バイン:CARTEL X EST / X EST
このモデルを一言で表すなら?「強面感は無くなってもXはXでした(疲) 」

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Categories : SNOWBOARD
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2 thoughts on “CUSTOM X / FV|愛用者も唸る最新版、最高傑作の誕生か⁉

  1. 小枝 より:

    いつも楽しく拝見しています。
    ずっとツイン、ダックでパーク寄りでしたが、今シーズンはホームタウンヒーローで前振りカービングにハマったシーズンでした。ただ急斜面やアイスバーンでは難しく感じました。やはりカスタムXが気になります。有効エッジやESTだとドラッグも気になるため、長めのワイドが良いのでしょうか?ちなみに176センチ、68キロ、27センチです。

    1. MOJANE より:

      小枝 様
      コメントありがとうございます。アイスバーンや急斜面にフォーカスするならば、ワイドボードが良いと思います。力強いカービングが可能です。面ツル30°~、横に走れる広い一枚バーンがあれば、ターンの楽しさがより一層感じられると思います。本来BURTONのボードはすぐに曲がり、サイドカーブも深めなので、ランニングレングスでターン弧を調整するのもありだと思いますよ!

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