burton custom 2019

CUSTOM, CUSTOM Flying V|五輪を制したチャンピオンボード

BURTONが誇る2019CUSTOMの解説とレビュー

CUSTOMとCUSTOM Flying-Vレビュー

2名のMOJANEテストライダー、竹田 礼くん,平山雅 一くんによる試乗レビューです。試乗は2018年2月20-21日、札幌国際各コースにて行ったものです。当日の天候は‐7℃-11℃曇雪。

burton custom 2019
CUSTOM 156 TEST RIDER : Rai Takeda

CUSTOMの個性はハードバーンで発揮する!

CUSTOM CAMBER 156 テストコース|札幌国際スキー場 ファミリー/スウィングコース
使用バインディング|X-BASE(12, -9, 56cm)

今季のBURTON試乗ボードの中で、最も雪面と足裏が近く感じました。雪面にねっとりと張り付くような乗り心地。ですがキッカーでのジャンプではスッと軽く抜けてくれます。好評価のポイントです。また、速度のあるカービング時には、自分で考えているラインからズレたとしてもすぐにリカバリーが利きます。高速域に強く、しっかりとしたエッジホールド感。自分の決めたラインをしっかりとリードしてくれるボードです。ターン山周りのキレのある入り、後半のズレの無いスムーズな抜け感…。ハードバーンである程、ボードの持つ性能が発揮されると思います。

フレックス★★★★☆(柔→硬)
テクニカル★★★★☆(易→難)
トーション★★★★☆(柔→硬)
カービング★★★★★
グラトリ ★★★☆☆
バンク  ★★★☆☆
ジャンプ ★★★★☆
スイッチ ★★★★☆
パウダー ★★★☆☆
burton custom F V 2019
CUSTOM Flying V 156 TEST RIDER : Rai Takeda

Flying Vは伸びの良いターン、クセの無い乗り心地

CUSTOM Flying V 156 テストコース|札幌国際スキー場 ダスキン/スウィングコース
使用バインディング|マラビータEST(12, -9, 55cm)

CUSTOM同様に、攻めるボードです。特徴的な”クセ”があったキャンバーと比較すると、全体的にバランスが良いボードだと感じました。Flying-Vでは、CUSTOMキャンバーで印象的だった「雪面に張り付く感じ」はありません。ターンの質も、エッジホールド感の強かったキャンバーに比べ、ホールド感が弱まっています。その分ターンに伸びが出た、という印象でした。

フレックス★★★☆☆(柔→硬)
テクニカル★★★☆☆(易→難)
トーション★★★☆☆(柔→硬)
カービング★★★☆☆
グラトリ ★★★★☆
バンク  ★★★★☆
ジャンプ ★★★★☆
スイッチ ★★★★☆
パウダー ★★★★☆

竹田 礼 Rai Takeda
竹田 礼Rai Takeda
パーソナルデーター
1986年生/181cm / 58kg / レギュラースタンス
Snow歴10歳から
「気持ちの良いカービングターンに比重を置いたライディングが好きです。」
好きなライダー / テリエ・ハーコンセン, 植村能成, 中井孝治, 藤本広海
シーズン中のスノーボードは月9回、滑走時間は4時間程度。
burton custom F V 2019
TEST RIDER : Masaichi Hirayama

進化するCUSTOM、さすがの完成度。

CUSTOM 156 キャンバー テストコース|札幌国際スキー場 ファミリーコース
使用バインディング|X-BASE(12°,-12°,55~56㎝)

2017-2018モデル同様にドシッとした安定感とエッジホールド。どのシチュエーションでも問題なく使えるトータルバランスの良さは相変わらずで、やはりバートンにおける指針的存在だと感じました。それに加え、2018-2019モデルでは、オーリーをかけた時の反発が増して板離れも良くなっていました。この進化がボトムでしっかりとタメを作ります。リップでタメた力を爆発的に開放する動作を要するハーフパイプだったり、欧米の岩山のようなハードなコンディションでもしっかりと滑り切れるボードになった要因なのかなと感じました。2018平昌オリンピックでは、多くの選手がこのボードをチョイスしていたことにも頷けますし、ミッケルバンクのようなエグいバックカントリーからパウダーまで何でもこなすライダーが使用しているのも納得の仕上がりです。オールラウンドボードでありながらも超一流のコンペライダーにも選ばれるボード、CUSTOM。さすがの完成度でした。THE SNOWBOARDですね。また、パウダーでの”浮き”は来季からXと逆転しています。固めでレスポンスの良いバインディングとのセットアップをお勧めします。
類似モデルは、CUSTOM-X,CUSTOM TWIN,PROCESS

フレックス★★★★☆(柔→硬)
テクニカル★★★★☆(易→難)
トーション★★☆☆☆(柔→硬)
カービング★★★★☆
グラトリ ★★★☆☆
バンク  ★★★☆☆
ジャンプ ★★★★☆
スイッチ ★★★☆☆
パウダー ★★★☆☆
Masaichi Hirayama
TEST RIDER : Masaichi Hirayama

グラトリもパウダーも。バランス良好ファンボード

CUSTOM 156 FlyingV テストコース|札幌国際スキー場 ゴンドラからダスキン手前まで
使用バインディング|MALAVITA(12°,-12°,55~56㎝)

誰にでも扱いやすい硬さで、ポップ感もあります。パウダーでも動きが出しやすくファンなボードでした。グラトリではくるくると細かな動きが出せますし、地形を舐めるようにして遊ぶのも楽しいです。フレックストーションやベントがファンボードのコンセプトで作られているので、BIG JUMPやキレのあるカービングには不向きではありますが、それらも最低限楽しめるスペックに仕上がっているところを含め、良いバランスだと思いました。どのシチュエーションで楽しむにしても、基本的には中・低速域での動きがハマるボードです。ファンな気持ちで気楽に乗りたいボードでした。CUSTOMで気持ちよく攻めたいのなら、やはりX-FVをお勧めします。ファンなボードが欲しいけれどショートファットは抵抗がある、あるいは、ショートファットよりも動きを出したいという方には是非乗ってもらいたいです。
過去の中から類似するモデルはX-FVやボトムフェダーです。ビンディングとの相性については、BURTONならMALAVITAやGENESIS、MISSONでもOKだと思います。

フレックス★★☆☆☆(柔→硬)
テクニカル★☆☆☆☆(易→難)
トーション★★☆☆☆(柔→硬)
カービング★★☆☆☆
グラトリ ★★★★☆
バンク  ★★☆☆☆
ジャンプ ★★☆☆☆
スイッチ ★★★☆☆
パウダー ★★★★☆

Masaichi Hirayama
平山 雅一Masaichi Hirayama
パーソナルデータ
1982年生 / 174㎝ / 65㎏ / スノーボード歴20年 / レギュラースタンス
「パウダー、ジャンプ、カービング、グラトリ、ボーダーレスに全てをリンクさせた滑りが好きです。」
好きなライダー / ニコラスミューラー, マークランドビック, エーロエッタラ
シーズン中のスノーボードは週2~3回ペース。

burton  2019

CUSTOM/CUSTOM Flying-V MOJANEのまとめ

試乗を終えた竹田くん、平山くんとの意見交換から、2018-2019CUSTOMは昨年度に比べ、より個性を強く出してきたよう思います。キャンバーに乗った2人の共通の感想は「タメが効く」という点。これは、トーションが効き、センターが柔らかいというCUSTOMの性質による効果です。このポイントが平野選手やショーン・ホワイト選手がCUSTOMを選んだ所以かもしれませんね。また、スクイズボックスがあらゆる地形でのバタつきを抑え、ライトな乗り心地と安定感を両立させているようです。ここがNEW CUSTOMの特徴と言えるでしょう。

CUSTOM Flying-Vに関しては、エッジのチューニング次第で大きく印象が変わります。「F-Vに乗ってみたけれど、実はイマイチ使い方がわからない。」という感想をお持ちの方も多いと思いますが、ある程度乗れるようになった方が感じるFlying-V特有の現象です。そんな時は是非、エッジチューンをお試しください。MOJANEでも、お持ち込みのFlying-Vのチューンナップは大歓迎です。

また、CUSTOM Flying-Vは、些細な違いを敏感に感じ取るテストライダーの竹田くんが、満面の笑顔を見せていた点からも注目したいボードです。Flying-Vの面白さを体験するには、多様な地形やコンディションもカギになります。そういった意味で、北海道を滑るにはとてもエキサイティングなボードではないでしょうか。

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Categories : SNOWBOARD
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