custom x 田中岳宏

CUSTOM-X CAMBER / FLYING V
より”XらしいX”へ。

2019-2020 BURTON SNOWBOARDS

2019-2020版CUSTOM X 試乗レビュー

2017-2018シーズン以来、CUSTOM Xに目立ったリニューアルはありません。ですが、その乗り心地には確実な変化があり、スノーボーダーが集まれば自ずと「今年のXはどうか、来期のXはどうか」という話題になります。MOJANEユーザーを代表してレビューをまとめてくれたのは、毎年の変化を体感している平山雅一くん、竹田礼くんです。試乗はハイシーズンのキロロ、絶好のコンディションで行いました。

CUSTOM X

TESTRIDER : Masaichi Hirayama

CAMBER:原点回帰「X」

試乗ボード:CUSTOM X CAMBER154 / 156 使用バインディング:CARTEL12,-12,56cm

昨2018-2019と比べると、まずトーションが少しソフトになったように感じました。X特有の伸び、キレは相変わらず最高。やはり、唯一無二のボードです。更に、スイッチでの操作性がピステン、パウダー共にかなり良くなり、扱いやすくなっています。ただ、上方向への板離れが少し鈍くなったようで、その影響からか全体の重量が若干重たくなったように感じました。

なので、全体的なバランスとしては、2018-2019の様に「跳ねて遊ぶこともイメージできるX」というよりは、元来の「カービングやパイプに適した安定感に焦点を当てたX」に仕上がっていると思います。パークやグラトリを考えるなら、フリーシンカーやパラマウントに目を向けてみることをお勧めします。

僕は2018-2019シーズンに、カービングもパークもグラトリも出来るという理由で154をチョイスしましたが、2019-2020のXに乗るのなら156を選び、より高速域でターンを中心に遊びたいです。相性が良さそうなビンディングは X BASE / CARTEL / FALCOR / NOW PILOTなど。

CUSTOM X CAMBERを採点
インパクト: 8 フレックス:9 カービング:10 グラトリ:5 バンク:6 テクニカル:8 トーション:8 ジャンプ:7 スイッチ:7 パウダー:7 /10点満点
CUSTOM X camber

TEST RIDER : Rai Takeda

CAMBER:滑りと飛びに特化した安定の「X」

試乗ボード:CUSTOM X CAMBER156 使用バインディング:CARTEL 12,-6

僕の中で「X」といえば、グルーミングバーンでのカービングの乗り味がピカイチのボード。2019-2020モデルは、滑るという点で一切妥協していないBURTONの意思が垣間見られました。感覚的なところでは、テールフレックスがノーズに比べて若干硬く、ターン時に発生する横重力に対する抑えの軽さがあり、その軽さの割にターンの伸びがとても良かったです。僕が乗っている2017-2018シーズンのXと比較しても、カービングターンのキレと伸びが一段階アップしたように思います。

スイッチライディングで感じたのは、操作性の向上です。Xのようにパキっとしたボードだと、スイッチの操作はしずらいかと思いましたが、想像以上の扱い易さです。ただ、昨2018-2019シーズンに比べて、滑りに特化した分、サイドヒットしたり…という遊び方には合わなくなった気がするので、とにかく滑りに徹したい人にお勧めです。キッカーは安定のアプローチ、抜けないライン取り、スキル次第でBIG JUMP!
サイズ選びに関しては好みの問題ですが、普段158に乗る僕が今回のXで158を選ぶとPOP感が無くなる印象を受けたので、自分のスタイル的に156でもありかなと思いました。
ビンディングはX BASEで攻めたいですね。

CUSTOM X CAMBERを採点
インパクト: 7 フレックス:NOSE 8 /TALE 9 カービング:10 グラトリ:6 バンク:6 テクニカル:9 トーション:8 ジャンプ:9.5 スイッチ:5 パウダー:7 不整地・コブ : 8 /10点満点
CUSTOM X

TESTRIDER : Masaichi Hirayama

FLYING V:攻めのファンボード!

試乗ボード:CUSTOM X FV156 使用バインディング:CARTEL CARTEL12,-12,56cm

ハイシーズンの試乗は久しぶりでしたが、前回乗った時よりも、今まで以上にロッカーの反りを感じ、ルーズさが増してファンな仕上がりになった様に感じました。カービングでのエッジの喰いつきや高速安定性はロッカー系ボードの中では特出していて、ドラゴンフライコアの特徴と、FVのルーズな部分が相変わらず良いバランスで融合されていて、唯一無二のボードでした。

通常、ファンボードで攻めの滑りをしたり、逆に、攻撃的なボードをファンに乗りこなすのはエキスパートレベルでなければ難しいですが、このボードは中級者以上であればシチュエーションに応じて、攻めることも、ファンに乗ることも出来るスイッチの切り替えが出来るボードだと思います。攻めたい時も、気持ちよく滑りたい時も、1本でキメたい、という方は、是非。類似するモデルはCUSTOM FV / LIBTECHC2 / PROCESS、好相性のビンディングはMALAVITA / FALCOREなど。

CUSTOM X FVを採点
インパクト: 6 フレックス:6 カービング:6 グラトリ:7 バンク:6 テクニカル:6 トーション:6 ジャンプ:5 スイッチ:7 パウダー:8 /10点満点
CUSTOM X FV

TEST RIDER : Rai Takeda

FLYING V:フルシーズン活躍するオールインワン

カービングがとても簡単でスムース。僕は、気持ちの良いカービングを意識してライディングする事、追求することにコダワリがありますが、CUSTOM X FVはキレのあるカービングを簡単に叶えてくれます。エッジの引っ掛かりが無く、カービングの初期動作がスムーズに行えるのでターンに入りやすかったです。更に、X特有のターンの伸びも健在。ターンがしやすいボードのためか理想に近い狙ったライン取りが出来ました。カービングターンに苦手意識を持っている人にとって、それを克服するのにまたとないボードになるかと思います。

また、キャンバーにはないポップ感があることも面白かったです。ピステンのカービングを攻めるだけではなく、遊びのテイストを少し混ぜた感じです。パウダーエリアでは地形を足元で捉えやすく、パウダーボード程とはいかなくとも浮き感も申し分ありません。スイッチではそれなりのスキルが必要となりますが、X FVの可能性を感じました。
ただ、滑り、飛び、パウダーといった色分けでボードを選んだり、既にパウダーボードを持っている僕としては、現状の選択支には入ってきませんが、1本でシーズンをフルに戦い抜けるポテンシャルのあるボードであることは間違いないです。

CUSTOM X FVを採点
インパクト: 9 フレックス:8 カービング:9 グラトリ:8 バンク:8 テクニカル:7 トーション:8 ジャンプ:6 スイッチ:5 パウダー:8 /10点満点

レビュアープロフィール

平山 雅一

平山 雅一 Masaichi Hirayama
1982年生 / 174㎝ / 65㎏ / レギュラースタンス

竹田 礼

竹田 礼 Rai Takeda
1986年生/181cm / 58kg / レギュラースタンス

1 2
Categories : SNOWBOARD
Tags:, ,

COMMENT

シェア