home town hero

HOME TOWN HERO|CUSTOMに変わる次世代オールラウンドボード

BURTON 2020-2021 HOME TOWN HERO

HOME TOWN HERO TEST RIDE

FAMILY TREEで2シーズン目を迎えたHOME TOWN HEROの注目は、やはり初号機からの変化。テストライダーたちはどの様に評価したのでしょうか。

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RAI TAKEDA

安定・安心のオールラウンドボード

先シーズンと比べて、若干POP感が出て扱いやすさが増したイメージがありますが、大きな違いを感じることは出来ませんでした。
昨季モデル同様、そつなく平均的にこなせるので、採点でも突出して高得点を付けるポイントがありませんでした。ですが、FAMILY TREEのオールラウンドだけに、パウダー、ピステンと、何でもこなせることが最大の強みになります。また、珍しく2シーズン続けて同じモデルが出るという事で、裏切られない安心感があります。雪のコンディションに迷ったらこのボードを出しておけば間違いないと思います。先シーズンのレビューも参考にしてみてください。

オールラウンドとは言え、人それぞれに好みはあるので、プラスしてMOJANEエッジチューニングで自分の好みに合ったオールラウンドボードを作り上げることも出来ます。
HOME TOWN HERO × MOJANEならではの魅力かも知れません。

竹田君のHOME TOWN HERO 156採点
インパクト:5 フレックス:6 カービング:3 グラトリ:7 バンク:6 テクニカル:5 トーション:5 ジャンプ:6 スイッチ:7 パウダー:6
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MASAICHI HIRAYAMA

THEアベレージボード

基本的には2019-20モデルと同様、全体的なバランスが良く、どのシチュエーションでもソツなく対応出来るボードでした。フレックストーションもソフトで扱いやすいです。

変化としては、安定感が増して、その分少しPOP感や板離れが鈍ったように感じられました。それにより、クルージングにはより適したボードにはなりますが、面や点を使って動きを出したり、ボードをどんどん踏み込んで更に加速させていくような中・上級者にとっては少し物足りなさを感じてしまうようにも思います。
シーズン中に滑れる回数が限られている方や、ブランクがある方、家族で滑るサンデーボーダー、更には、これからステップアップを目指していく初・中級者でオールラウンドボードを探している方にお勧めできるボードかなと感じました。

類似モデルとして比較できるのはCUSTOM、バインはMALAVITAやULTRA LTDとの相性がよさそうです。

平山くんのHOME TOWN HERO 156採点
インパクト:2 フレックス:4 カービング:5 グラトリ:4 バンク:4 テクニカル:2 トーション:4 ジャンプ:5 スイッチ:5 パウダー:6

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諸橋の1シーズンレビュー

1シーズンを通して様々なセッティング、バインディング、コンディションで試した結果をまとめます。

昨季の試乗会でHOME TOWN HEROに乗った時、真っ先に思い浮かんだのは「大人の為のCUSTOM」というフレーズでした。

オールラウンドボードでありながら、浮力もある。飛び跳ねる事も出来るし、カービング性能も備わっている。1つの分野にフォーカスしたボードの良さはもちろんありますが、1本でどこでも遊べるボードは、その手軽さと実用性が魅力です。

まず僕は、カチコチのアイスバーンまでを想定し、ベースエッジの角度を2度、サイドは1度落としました。鋭角まではいかず、リスクなく遊べる角度です。ノーズ、テールのダリングは自然に、滑らかに。アングルはフリースタイルを意識して18−3° もしくは15° −6°をキープ、その結果ダリングを多めに取りました。

バインディングとのセットアップについて、BURTONが推奨しているのはGENESISです。また、20-21シーズンに登場するCARTEL-Xは完璧なフィット感が期待できます。僕は、X-BASE, MALAVITA(共にEST)UNION FALCORをチェックしています。X-BASEはゼロフォワードリーンなので、ハイバックを好きな様に角度調整が出来ます。FALCORは反応の速さや、柔軟性は申し分がないのですが、ハイバックの角度が少しきつく感じられました。X-BASEとFALCORはそれぞれに持ち味があるので、好みが分かれるところです。

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モロの呟き

この記事では、冒頭からインラインの定番「CUSTOM」とFAMILY TREEの「HOME TOWN HERO」を比較しています。どちらもBURTONがオールマイティー性を押し出しているボードです。同じテーマの2本のボードを、どんな風に紹介していこうかと考えた時、これまでのCUSTOMの役割をHOME TOWN HEROが軽々と超えてしまっていると感じたのです。HOME TOWN HEROの登場により、全ての人に開かれていたはずのCUSTOMはコンペティティブなイメージを強めてしまいました。CUSTOM-Xの様に「スピード」という強いテーマを持っていれば、確固たる存在感を示すことは出来ますが、CUSTOMがどこへ向かっていくのかが気がかりです。

home town hero

テストライダーのレビューの通り、HOME TOWN HEROはキャリアが長い上級者には簡単すぎるモデルではありますが、僕の様に限られた時間で楽しもうとするスノーボーダーにとっては、強い味方になるボードだと確信しています。MOJANEでは昨季、子育てから解放され、改めて自分の時間が持てる様になったお父さん、いわゆるカムバック組にHOME TOWN HEROをお勧めしていました。久々にスノーボードを手にした方々に、この10~15年の間でどれほどスノーボードが進化したのかを垣間見てもらえたこと、そして再びスノーボードに夢中になるきっかけを提供出来たことは、とても嬉しい経験でした。

HOME TOWN HEROの背景には、「アクティビティとしてのスノーボード」が感じられます。
4cm刻みという大雑把で幅広いサイズ展開と、大まかなサイズ選びでも必ずフィットしてしまうリファレンスの完成度、そして、コンディションはもちろん性別や体型までをカバーするオールマイティ性…。90年代からスノーボードを追いかけてきた僕にとって、このボードはオールラウンドボードの新しいフェーズを切り開いていく期待感に溢れています。用意されたまま、余計な事に捕らわれずにポンっと乗って楽しめるボード。
もしも、全てのレンタルスノーボードがこのスペックになったなら?ライトユーザーにとってスノーボードは所有するものから現地で借りるものに変わっていくかも知れません。

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Categories : SNOWBOARD
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