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【2019年2月閉鎖】かもい岳スキー場の魅力と存続を願う署名運動

スノーボーダーの視点で見る競技スキーの聖地

惜しまれながら閉鎖したかもい岳

かもい岳スキー場が経営難により閉鎖する、という残念なニュースが新聞に掲載されたのは2019年2月末の事でした。発表自体は突然だったかもしれませんが、僕が仲間と行った1年前には、既に存続の危機を予感させる場面がいくつもあったと思い返します。

例えば、殆ど照明を落とした東西2つのセンターハウスはどこか寂し気で、唯一の食堂の営業時間はお昼時の2時間のみ。平日はどこを滑っても貸し切り状態で、リフト乗り場の係員は超ベテランのお爺ちゃん。スタッフの高齢化も感じました。既に公式サイトも閉鎖され、寂しい気持ちが込み上げます。

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2019/3/1北海道新聞

営業再開を願う中学生による署名活動

そんな中、地元の中学生がスキー場存続の為に署名を集めているという噂を聞きました。さっそく検索してみるも、具体的な情報は得られません。思い切って市内に1つしかない中学校に問い合わせたところ「3月に卒業した4名が、市内のお宅を一軒ずつ回って署名を集めている」というお話を先生から聞くことが出来ました。

率先して行動を起こした彼らに敬意を表し、署名のお知らせをするとともに、1人でも多くの署名が集まることを願い、かもい岳スキー場の魅力をご紹介します。

署名はこちらから
http://www7.plala.or.jp/kamoidake-ski/shomei.pdf

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東センターハウス

強豪レーシングチームのホームゲレンデ

魅力的なローカルゲレンデが多い北海道空知エリア。日本一人口の少ない市、歌志内市のシンボル「かもい岳スキー場」は、空知管内屈指の規模を誇ります。競技スキーの聖地として全国的な知名度があり、1981年に発足したかもい岳レーシングチームからは世界で活躍する多くのスキーヤーを送り出してきました。2018年平昌オリンピックで活躍した石井智也選手もその一人です。

そんな背景から、ゲレンデの客層はスキーヤーの割合が圧倒的ですが、全コーススノーボード滑走可。スノーボーダーが煙たがられるような雰囲気は全くありません。クロスカントリースキーにも対応しているそうで、様々なジャンルのウィンタースポーツを楽しみ、幅広い客層を受け入れる大きな器となっています。

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脇パウ、マッシュを午後からも

競技スキーを強く意識した山づくりがされているかもい岳スキー場ですが、遊べる地形と軽く柔らかな雪質は、スノーボーダーにとっても魅力的。工夫されたゲレンデ設計により東西に分かれた全10コースを効率よく行き来できます。リフトの混雑が無いので、山全体を縦横無尽に遊びつくしましょう。

レーシングチームの練習場としての役割が大半なので、コース中央はいつも綺麗に圧雪されています。そのため、降雪がなくても楽しめますが、このエリアは北海道民が驚くほどの豪雪地帯。コース脇には綺麗なままのパウダーが午後になっても残り、マッシュがあちこちに点在。見渡す限り、スノーボーダーが遊べるポイントに溢れています。自然が作ったパークで遊ぶ感覚、これぞ北海道の醍醐味です。

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競技と林間、東西で二つの顔を持つレイアウト

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コースは山頂から東西に拓かれ、全部で10のコースが広がります。初心者や家族で遊べるコースはもちろん、競技者向けのコースバリエーションは流石。標高467m、決して高い山ではありませんが、イメージ以上に斜度のある面白いゲレンデです。東はレーシングチームの練習や大会の場として、競技者の活気やファミリー層の賑やかな雰囲気があり、一方の西ゲレンデは、リフト1本で静かな林間4コースが楽しめます。
平日も練習用のポールがあちこちに立てられていますが、コース幅が広いので全く気になりません。レーサー達のハイレベルな滑りは一見の価値あり。釘付けになります。

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競技スキーの歴史を歩んだ東ゲレンデ

FIS / SAJ公認の競技コース、モーグルコース、トレーニングバーンといったかもい岳の歴史を作ってきた6つのコースがあります。良く整備されたバーンでは、平日でも練習が盛んに行われていますが、僕たちスノーボーダーの狙いはコース脇に降り積もった手付かずの雪!レーシングチームにコース脇パウダーは不要のようで、ノートラックのまま残されています。2基のペアリフト、今ではすっかり見かけなくなったTバーリフトをはじめナイター照明、アイスバーンを造成する散水装置まであるそうです。スイスのチロル地方を再現した山小屋風のセンターハウスが印象的で、広々としたレストランも完備しています。

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ワイドな緩斜面第1ゲレンデ

最も広いメインコース、第一ゲレンデは全長1400m、平均斜度21度。競技コースと併設し、ポールは常設されているようです。大会や練習中は入ることは出来ませんのであしからず。隣のトレーニングバーンとの合流点を目指したところにあるノートラックオープンパウダースポットは見逃せません。コース下部は緩斜面となり、初心者コースに分かれます。初心者から上級者までが遊べるファミリー層にも人気のコースです。

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懐かしのTバー!トレーニングバーン

斜度のある第1ペアリフトの下を真っ直ぐに降りるトレーニングバーンは、その名の通り、ガンガン練習を重ねる競技向けのコースで、カービングが気持ち良い場所。第1ペアリフトを追い抜く速さのTバーリフトを使えば、効率良く練習が出来ます。この日はコース端にナチュラルな段差が出来ていました。

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また、最大斜度を降り切ったポイント(レギュラースタンスの人にとって背中側)に大きな壁が出現します。雪が乗っている壁はダイナミックな遊びができるので、要チェックです。人が少なければゲレンデ内をハイクアップして攻めましょう!

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名物コースは第2ゲレンデ

第1ペアリフトを降りたら左に進むと、コース幅の狭い林間の緩斜面があります。ここが最大斜度31度1500mという一番のロングコース、第2ゲレンデです。コース序盤からは想像できませんが、最も斜度のあるコースとなります。視界が開けたかと思うと急に斜度が増し、ワイドな急斜面が現れます。朝一の綺麗に圧雪されたコースも良いのですが、コース脇にはたくさんのパウダーが溜まっています。コースからチョッカリ、パウダーへアプローチすれば、大量のスプレーを起こせます!

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Categories : SNOWBOARD
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