EVENTスキー場レースイハーフパイプ

子供から大人まで、遊び方は無限大。 ミニパイプで遊ぼう!

夕張マウントレースイ|ミニパイプレポート 

新感覚の面白さ、ミニパイプの遊び方

シーズンも終盤に差し掛かった春の夕張マウントレースイ。ゲレンデ内でも比較的目立たないス ウィンギングBラインに、ポツンと佇むミニパイプがありました。全長約17m、高さ約1.7m、既に片側のアールが整備されておらず放置状態。これに目を付けた僕たちは、コンパクトなパイプで本気で遊んでみようと計画しました。

キッカーやハーフパイプ、ジブアイテムでダイナミックに遊ぶ”フリースタイルスノーボーディング”の人気が高まり、パークに力を入れるゲレンデも多くなりました。とは言え、パークで遊ぶにはそれなりのスキルや経験が必要。アイテムに不慣れなエントリー層が気兼ねなく練習できる場はというと、極めて少ないのが現状です。

そこで、このような小さなパイプなら、初心者が恐怖心や抵抗感を持たずに段階的に練習が出来るのではないか、上級者にとっても新たなトリックを試す格好の練習場となるのではないか。そう考えたのがきっかけです。

参加メンバーたち

作戦当日に集まったのは、12〜36歳までの9名。事前にゲレンデから許可を頂き、各自が思い思いの遊び道具を持ち寄りました。年齢も様々、初対面多数。それでもメンバーはミニパイプを前に一致団結!アイディアが飛び交い、大人も子供も時間を忘れてクタクタになるまで遊びました。

パレットに当てる竹田礼くん

ゲレンデは冬季営業終了間近だった為、パイプの状態は決して良いとは言えませんでしたが、撮影日はレースイスタッフの方々が圧雪車を入れていてくれました。ありがとうございました。まずは持ち込んだスコップとDMOSでアールを整備。少し手を加えただけで何とか遊べそうな程度に整いました。

Ryoji Fujiya 藤谷瞭至
Manato Ishimoto 石本眞那斗
Tatsuro Fujimori 藤森 達郎
Rai Takeda 竹田 礼
Seia Kijitani 雉子谷 星亜
Hikaru Kijitani 雉子谷 光
Tatsuro Fujimori 藤森 達郎
ディガーも自分たちで。
Seia Kijitani 雉子谷 星亜
Tatsuro Fujimori 藤森 達郎
Rai Takeda 竹田 礼
Yusuke Kondo 近藤勇介

TEAM MOJANEから参加したのは、プロとしての初シーズンを終えた藤谷 瞭至くん、スケートスタイル全開で次々と大技をメイクする石本眞那斗くん。

大人たちも負けてはいません。レビュアーとしてもお馴染みの竹田礼くん、皆を盛り上げる藤森達郎くんの攻めのライディングが続きます。

BCスキーヤーの雉子谷星亜くん(兄)は即席キッカーを作って遊びの幅を広げ、雉子谷光くん(弟)はスノースケートを持ち込んで参戦。

そして、この日の立役者、パレットスタビライザー近藤勇介くんは伝説のポーズでラストラン。

マウントレースイ|パイプの斜面を削り遊ぶ準備

想像力を刺激するミニパイプが面白い!

小規模なパイプは、スキルに差があるメンバーが同時に遊べるだけでなく、レッスンや試乗会の場としても活用できるかも知れません。また、ライディングやシークエンスを撮影したい人にとって、カメラを構えやすく狙い通りの画が撮れる様に感じました。

パイプの状態や雪のコンディションが多少悪くても、スノーボーディングの楽しさは変わりません。その環境の中でどう遊ぶか、何を楽しむかが大切なんだと改めて感じる一日でした。

参加者のレビュー

石本眞那斗
石本眞那斗 Manato Ishimoto

「これまで、パイプの練習といえば、当たり前にスーパーパイプだったので、小さな頃にこんなパイプがあれば面白かったのにな、と思います。新しい動きにもチャレンジしやすい。今だと、僕の小学生の妹(すずちゃん)の練習に、とても良いんじゃないかな。」


雉子谷 星亜
雉子谷 星亜 Seia Kijitani

「札幌近郊ではDMOSが使えるようなゲレンデが無いから、自分で作って遊べる場所がスキー場内にあるっていうのは、凄く良いと思います。キッカーとかジブとか、作られたアイテムの楽しさもあるけど、自分で作る楽しさもある。自然の中で生まれる発想というか、やってみないと分からない面白さがありました。またみんなで来たいです。」


雉子谷 光
雉子谷 光 Hikaru Kijitani

「2年連続の怪我で、久々のパイプでした。ブランクがあるし全然できなかったけど、みんなで新しいスタイルを創り出す感じで楽しかった。パイプのサイズも一見小さいんだけど小さ過ぎないから、ちょっと攻めたりも出来るし、滑りやすいと思う。」


※今回の撮影は、ゲレンデから許可を頂いて道具を持ち込んでいます。ゲレンデでは、ルールとマナーを守って遊びましょう!

ミニパイプからパークへ、大会へ!

石本眞那斗のライディング

日頃、20mものキッカーやスーパーパイプで練習をしているTEAM MOJANEのメンバーたち。彼らにとってミニパイプは、リラックスしながら感覚的に挑戦できる場となるようです。

保護者からも「このサイズ感なら怪我の心配も無く安心して遊ばせられる」「気軽に楽しくスキルアップを目指せる」という声が上がっていました。

また、近年はゲレンデの設備が整っているので、自分の足で山を登るという習慣がありませんが、子供たちがスノーボーダーとして世界で活躍していく為には、ハイクアップは避けられません。短いパイプなら登る距離も短いので、楽しみながら体力作りが出来るのではないかと思います。

レースイビッグエアに参戦するすずちゃん
2019/3/24 RACEY BIG AIR

ミニパイプで練習を重ねたら、次に目指すのはゲレンデ内のパークです。そして、一般参加が出来る大会にも積極的にチャレンジしてみましょう!

子供から大人まで、チーム登録なしで出場可能なレースイビッグエアは画期的な草大会です。他の多くのスノーボーダー達の滑りを見ることも、上達に繋がります。

まずは小さなパイプから。今後もこの様な場所が各ゲレンデで維持・増設・新設されることを願っています。

夕張リゾートマウントレースイの皆様、ご協力ありがとうございました。

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