offshore snowshapes

3月のニセコモイワでOFSR体験。

2017-2018 OFFSHORE SNOWSHAPESレビュー

“Powder, can be freestyle”

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2017年春、ニセコ・モイワ山麓にスノーボード工場を構えたOFF SHORE SNOWSHAPES(オフショアスノーシェイプス)。攻撃的なライディングスタイルでニセコを遊びつくしてきたアンバサダーたちが、ハンドクラフトでスノーボードを製作しています。ラインナップはどれも遊び心があり個性豊か。雪に映えるお洒落なカラーリングやグラフィックスも得意です。

また、現行モデル(全5種)を基に、レングスやフレックス、構造までを自分好みにカスタマイズ出来る点もガレージブランドならではの斬新な試み。自分だけのオリジナルボードを作ることは、様々な板を試し追求してきたスノーボーダーにとって夢のある話ではないでしょうか。

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“Powder, can be freestyle (パウダー好きだけど、ジャンプもできるぜ)”というテーマからも、彼らが掲げるダイナミックな世界観が伺えるかと思いますが、気になるのは「目新しさはさておき、実際どうなの?」という件。今回は、2017-2018シーズンのSNURFS UP、CABIN FEVER、RUSS WINFIELDの3モデルを中心に、解説と試乗レビューをまとめます。

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OFSRのルーツはAUSサーフィン

OFF SHORE SNOWSHAPESの魅力は”オーストラリア人が北海道で作ったスノーボード”というユニークなミックス感覚。彼らの故郷バイロンベイでは、海沿いのサーフガレージをノックしてサーフボードを手に入れる、ということが日常。その感覚をスノーボードで、そしてニセコで完成させました。

ファウンダーであるジョシュとリチャードは、世界各地から素材を集めて”乗り味”を追求しています。スノーボードのコアとなる木材はヨーロッパから、強度の為のファイバーグラスは、サーフボード(HAYDENSHAPES,JS,CHILLI等)に使われているオーストラリアのメーカーを採用。硬化剤は日本製だそうです。また、彼らのオリジナルテクノロジーであるパワーコードやツインピンといったネーミングも、サーフボードからのアイディアです。スノーボード作りにもとことんサーフスタンスで挑んでいます。

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試乗はもちろんニセコモイワで

テストを行ったのは3月下旬のニセコモイワ。ゲレンデから徒歩数分でOFF SHORE SNOWSHAPESの工場があります。バインディングはUNION BINDINGとFLUX BINDINGを持ち込みました。

当日はアイスバーンの上にうっすらと新雪が積り、日が差せば雪面が溶けて緩み、また新雪が降り重なり…という変わりやすい天候。ボードのポテンシャルを計りやすいコンディションでした。協力してくれたのは、ジビングやフリーライディングを得意とし、どんな時もパークスタイルで攻める藤森くん、そしてハードギアのレビューには欠かせない存在の平山くん。

スノーボードは必ずしも軽さが重要ではありませんが、オフショアのボードはお世辞にも軽いとは言えません。どのモデルもしっかりした重量感がありながら、フレックスは柔らかく、不思議な感触です。経験豊富な2人に、オフショアはどの様に映るのでしょうか。

SNURFS UP スナーフスアップ

SNURFS UP
SNURFS UP
SNURFS UP
OFF SHORE SNOWSHAPESに興味があれば、レベルを問わず、まずチェックして頂きたいフラッグシップモデル。フリーライディングを中心に、高いレベルで全てをこなすボードです。OFSR創設者ジョシュのお気に入りモデルで、彼らのルーツであるサーフボード(クラシカルなミッドレングスサーフボード)にインスパイアされたアウトラインは、通常のディレクショナルボードと比較するとややボリュームがあります。サイズ展開は148,154, 157, 160。

SNURFS UP
TEST RIDER Shota Morohashi

あらゆる斜面を楽しむぞ!というイメージ

身長181cmの僕は160を選びました。ボードを持った印象とは裏腹に、驚くほど踏み込むことが出来て、跳ねる、そして柔らかさを感じません。テーパード(ノーズウェストからテールにかけて細い)ボードなのでターン弧が作りやすく、安定感のあるターンが楽しめます。中斜面での切れ上がり(斜面に対して登っていくようなターンの動き)や、踏みながら斜面を落としていくターンがとても気持ち良かったです。新雪が圧雪された中斜面でターンを仕掛けていくには、とても楽しいボードだと思います。

モイワの山は、滑り出すとすぐにスピードを出せる斜面がありますが、高速でもばたつきませんでした。エッジチューン次第では急斜面もいけるでしょう。

形状はディレクショナルですが、スイッチスタンスも可能です。ボードを自在に動かすことが出来るので、ディープパウダーならセットフロントでスイッチエントリー。パウダーが無い日は、質の高いカービングや、ノーズ、テールを使ったバターで遊べます。フレックスは扱い易い設定なので、ターン練習中の初心者はもちろん、反発力やターン弧を自在に操れるボードを求めている中・上級者にとっても非常に良いボードです。このボードが似合わないスタイルはストリートジビングくらいではないでしょうか。
SNURFS UP
TEST RIDER 諸橋正太
SNURFS UP
TEST RIDER Masaichi Hirayama

ツリーランやパウダーでのトリックが楽しい

オフショアスノーシェイプスのボード全般に言えるのですが、触った感覚ではソフトフレックスでも、実際に乗ると良い意味で柔らかさが気にならず、程よい張り感があります。パウダーでの浮き方は、テイパーが入ったボードの様にノーズから浮き上がるのではなく、全体に均一に浮くバートンのフラットトップの様な感覚。更に回転性も良いので、ツリーランやパウダーでのトリックにも適したボードだと思います。ターンメインならキャビンフィーバー、動かしながら楽しむならスナーフスアップ、といったところでしょうか。

自由度の高いUNIONのビンディングと相性がとても良かったので、ファルコアやウルトラLTDをセットアップして乗ると良いなと感じました。個人的にはこのタイプのパウダーボードでツインチップ形状のものが好みなので、スナーフスアップツインのようなボードをオーダーしてみたいです。類似モデルとしては、ブランチマネージャーやフラットトップの時のトリックポニー。
使用バインディング:FLUX(XV LTD,DS LTD),UNION(FALCORE,ULTRA LTD)
SNURFS UP
TEST RIDER 平山雅一
フレックス★★★☆☆(柔→硬)
テクニカル★★★☆☆(易→難)
トーション★★★☆☆(柔→硬)
カービング★★★☆☆
グラトリ ★★★☆☆
バンク  ★★☆☆☆
ジャンプ ★★★☆☆
スイッチ ★★★☆☆
パウダー ★★★★☆

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Categories : SNOWBOARD
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