STRAIGHT CHUTER

STRAIGHT CHUTER|ダニー・デイビス監修の超直球フリーライディングボード

BURTON 2020-2021 FAMILY TREE

急斜面をガンガンいこうぜ

BURTONの傑作フリーライディングボードの中から、ビッグマウンテンに狙いを定めたモデルを挙げるなら、SUPER MODEL, JOHAN, CASCADE, TOUGH CAT, GATE KEEPER,そして2018-2019シーズンのLEADER BOARDは記憶に新しいところです。

straight chuter burton

STRAIGHT CHUTER¥96000+TAX

2020-2021シーズンの注目作、STRAIGHT CHUTER(ストレートシューター)は、これらのボードには見られなかったフリースタイル要素がぎっしり詰まった、ビッグマウンテンボードの新境地。ダイナミックなスロープをハイスピードで駆け抜けるハイテクマシンです。

もし、緩斜面のオープンバーンをゆったりと滑るボードを探しているなら、このボードを選ぶ必要はありません。STRAIGHT CHUTERは「真っ直ぐに急斜面を滑り落ちる」というネーミング通り、トマム、ルスツ、ニセコ、旭岳といったスケールの大きな山を思い切り攻め込む為の乗り物です。

STRAIGHT CHUTER

スピード重視のボード作り

モデル名の由来となっている「シュート」とは、ライディングが限られた直線的な超急斜面のこと。50°を超える斜度の1本道、といったイメージです。

このボードの発案者が、トップコンペティターのダニー・デイビスというから驚きです。一体、どんな経緯があったのでしょうか。BURTON JAPANからは、こんなエピソードを聞く事が出来ました。

2018-2019シーズン、ダニーがAKの撮影を兼ねて南米に行った時からSTRAIGHT CHUTERの開発が始まりました。「Thinkerではなく、バックカントリーで滑る板をどうしても作りたい!」という彼の要望により、未知のスピードに対応するイメージでボードがデザインされています。最終的にはシュートでのライディング、つまり狭いフォールライン用として完成しました。

また、開発にあたっての参考ボードには、CHEETAH,TOUGH CAT,LEADER BOARDの名が挙げられています。

STRAIGHT CHUTER

創意溢れるダニーの最新作

ダニー・デイビスと言えば、2000年以降にシグネイチャーモデルを発表する数少ないライダーで、BURTONのヒット作をいくつもプロデュースしています。パイプ・コンペティターであるにも関わらず、得点に縛られないユニークな滑りが持ち味で、シグネイチャーボードにもその個性がよく現れています。彼のファーストコレクションとなった2009-2010EASY LIVINは、BURTON初のFLYING V。カチコチのパイプには不向きとされていたダブルキャンバーでした。また、ツインチップとディレクショナルという対照的な2本のコンセプトボード、THINKER’S(FREE THINKER,DEEP THINKER)のデビューは2017-2018シーズンの大きな話題となりました(THINKER’Sは来季も健在です)。

そんなダニーくんが、バックカントリーの為に考案したSTRAIGHT CHUTERは、スノーボーダーとしてのキャリアと開発経験の集大成と言っても大袈裟ではありません。DEEP THINKERよりも高速性能と攻撃力を上げ、ハイクアップを考慮し、軽量です。

余談ですが、ダニー・デイビスのシグネイチャーボードを振り返ると、細身のボードを好む傾向がある様子。きっと、クイックな動きを求めているのでしょう。来季FAMILY TREEのSENSEIを気に入ったという理由も、そこにあるのかも知れませんね。

STRAIGHT CHUTER

スペックに漂う攻めのオーラ

ストレートシューターはディレクショナルが強く、ルックスもエッジーです。 コア材はCUSTOM-Xと同じドラゴンフライコア、ファイバーグラスは45°カーボンハイライツ・ハイボルテージ。BURTONが誇るトップマテリアルが惜しげもなく投入されていることからも、このボードへの気合いが感じられます。

一般ユーザーにはややオーバースペックだという意見もありますが、それもまたスノーボーダーの心をくすぐる要素です。ダニーが満足したスペックを体感してみたい!と思いませんか?

STRAIGHT CHUTER

ノーズに隠された表の顔、裏の顔

ストレートシューターは、素材だけでなくボード各部にも様々なアイディアが盛り込まれています。特に特徴的なのが、ノーズです。

全体を見るとハッキリとしたロッカーのディレクショナル・キャンバーですが、真正面からは不思議とノーズロッカーがフラットに見えます。これにどんな効果があるのかというと、平らなトップは雪面と並行でいられるので、速さを維持します。また、パウダーではボトム側のロッカーによりノーズが浮いて埋まることがありません。

一般に、ロッカーの反り上りが強いボードは、浮力が高いと同時に空気抵抗を受けてスピードが失われるという性質があります。深雪パウダーボードがゆったりと浮遊感を楽しむ趣旨になりがちなのはその為です。そこで、各ブランドが浮力とスピード、操作性のバランスを研究しているという訳です。

ストレートシューターでは、ダニーの求めるスピードと浮力の為に、フラットなトップとロッカーのあるボトムを抱き合わせ、浮きながらもスピードを維持する豪速ボードを完成させました。これは、ノーズの”薄さ”によって実現したものではないかと思います。

STRAIGHT CHUTER

しっかりと、自然なノーズロッカー

ノーズロッカーの反り具合にも触れておきましょう。ディレクショナルキャンバーのロッカーは、各モデルによって反り方が多様です。例えば、DEEP THINKERのように限りなくキャンバーに近いロッカーは、板の全長が長くても取り回しが良いことが印象的でした。それと真逆なのが、驚きの浮力を実現したMOON BUGGYの高く反り上がるロッカーです。ストレートシューターは、どことなくMOON BUGGYに近いベンドですが、MOON BUGGYの様にカクンと折り曲がったものではなく、自然に、かつしっかりと反り上がっています。

STRAIGHT CHUTER

万能なフレックスはテールの厚みが鍵⁉

テール側のボードの厚みに注目してください。足を置いてみると、特に小指の辺りが分厚くなっていることが分かります。これがテールの踏ん張り、蹴り込む為のパワーの基盤となるのでしょう。ノーズフレックスは特別硬い設定ではありません。これまでのBURTONボードと比較すると、薄さ、しなり、張り、が感じられました。フレックスとトーションのバランスが絶妙で、スピードレンジが上がる予感。湿雪やドライパウダーにも対応したマルチフレックスだと思います。

STRAIGHT CHUTER
STRAIGHT CHUTER
STRAIGHT CHUTER

また、BURTONが得意とするPROTIP(ノーズとテールを薄く仕上げる事で自然なフレックスを生み、スウィングウェイトが軽くなる機能)のお陰で、全体のフレックスは硬めでも、キックは自然で、オーリーや当て込みも、思う存分楽しめます。また、ターンの導入もスムーズです。

STRAIGHT CHUTER

場面で映える多機能デザイン

 
CUSTOMの誕生以来、BURTONはラウンド系のノーズとテールが主流でした。ストレートシューターも基本はラウンドノーズですが、直線的。そぎ落とされた角ばったデザインです。
僕の知る限りBURTONで初めて見る形だったので、実物に触れるのが楽しみでした。

単なるラウンドピンにしなかった理由はダニーのみぞ知るところですが、僕なりの解釈は、ボードが埋まった時に浮き上がるきっかけを作るピンノーズと、オールマイティーなラウンド形の間を取ったのではないかと考えています。だとするとその効果は、非圧雪で開花するものとなります。シチュエーションによって乗り味を変える面白さが、ここにも隠れていたようです。

一方でテールのデザインには納得です。素早くボードを切り返せるピンデザインを取り入れつつ、面もあるので、トラバースラインやタイトなツリーエリア、地形でのオーリーまで幅広く対応します。

STRAIGHT CHUTER

サイズ毎にボードの性格が違う!

サイズ展開は151,155,159,162の4サイズで、日本でのアベレージサイズは155。小柄な男性や大柄な女性なら151、181cm/75kgの僕は159がサイズ選びの基準となり、その中でも155と159の2サイズは大きな分かれ道になります。

ダニー・デイビスが北海道キロロでストレートシューターのテストを行った時、彼が乗っていたのは155だったそうですが、ビッグマウンテンでは159。シチュエーションによって2つのサイズを乗り分けているといいます。
同じキロロで行われたディーラー向け試乗会では、僕たち一般レベルでも、サイズの違いはハッキリと確認できました。ビッグマウンテンやバックカントリーという本来のテーマを感じられるのは長め、北海道の中・小規模ゲレンデのサイドカントリーなら短めがお勧めです。速さ、浮力、踏ん張れるテール、というストレートシューターの持ち味は、午後のギタギタになったパウダーラインでも最高のアドバンテージを発揮します。

サイズ選びは、技術レベルやホームゲレンデや、よく滑るコンディションを考慮してください。大は小を兼ねるとも言いますが、熟考する価値のあるボードです。予算があれば、2サイズの大人買いをしたとしても全く損はありません。ダニー・デイビスの様に、遊びを取り入れたライディングを楽しみましょう!


STRAIGHT CHUTER DETAILS

BURTON INFORMATION
BEND: Directional Camber
SHAPE/FLEX: Directional, 18mm Taper, Directional
CORE: DragonFly 600G Core with Multizone EGD,Squeezebox
FIBERGLASS/BASE: 45° Carbon Highlights High Voltage,Recycled Sintered WFO
EXTRAS: The Channel®, Super Sap® Epoxy, Balanced Freeride Geometry, Pro-Tip, Infinite Ride
ARTIST: Ty Williams ty-williams.com
PERSONALITY: 4 – 7 (Medium – Aggressive)
TERRAIN: Park: 4, Groomers: 5, Powder: 10

1 2
Categories : SNOWBOARD
Tags:, , ,

5 thoughts on “STRAIGHT CHUTER|ダニー・デイビス監修の超直球フリーライディングボード

  1. 馳男 より:

    BURTONが4/10にYou TUBEに公開した動画「21 Side Hits – One World」でテリエが乗っているボードが気になってこちらも見に来たのですが、このSTRAIGHT CHUTERかな?ミーハーなので凄く気になります(笑)
    ボードシェイプもカッコいいし。乗りこなせないと思いますがw

    「21 Side Hits – One World」

    1. MOJANE より:

      馳男 様
      こんにちは!正解、このボードです。この動画でワクワクした人は多いはずです!
      STRAIGHT CHUTERは、ご覧の通りハイスピードで当て込んだり、飛んだりが得意なボードで、動画ではその特徴や魅力が良く表れています。
      動画でテリエとダニーが使用しているサイズは155だと思われます。155には驚くような機動力が備わっていますので、テリエのイメージで自由に当て込みたい方にはお勧めですよ。

  2. Suge より:

    こんにちは!テリエは151cmで、ダニーは155cmらしいです。テリエのインスタにそう書いてました。参考までに。

  3. Suge より:

    訂正です。ダニーは159cmだそうです。

    1. MOJANE より:

      Suge 様
      情報ありがとうございます!動画を観た中での推測で書いてしまいました。テリエの身長体重で151は驚きです。また、ダニーも159とは思えない捌き方をしてますね!やはり彼らのスピード感・ボードの乗り方・扱い方は尋常じゃない、と改めて感じました。

COMMENT

シェア