STRAIGHT CHUTER

STRAIGHT CHUTER|ダニー・デイビス監修の超直球フリーライディングボード

BURTON 2020-2021 FAMILY TREE

STRAIGHT CHUTER TEST RIDE

2020年1月、気温-6°~‐8°曇雪。キロロスキー場で行われた試乗会でのレビューです。明確なテーマと強い個性を持ったSTRAIGHT CHUTERを、テストライダーたちはどう受け止めたのか⁉

STRAIGHT CHUTER

MASAICHI HIRAYAMA

THE 攻めのPOWDER BOARD

ノーズからセンターまでは、MOON BUGGYやSTUN GUNの様な足元までの長いロッカー形状で、パウダーでの浮力と気持ち良さがあります。後ろ足からテールにかけては、LEADER BOARDやCUSTOMの様な直進安定性に優れた形状です。これにより、パウダーでの気持ち良い浮き感を存分に味わいながらも、荒れてきたパウダーや凹凸の激しくなってきたピステンバーンでもストレスなく滑ることができます。全体的にYES OPTIMISTICに似た雰囲気も感じられました。

最近の北海道のパウダーデイは、海外からのスキーヤーやスノーボーダーの増加により、昼過ぎには非圧雪、ピステンに関わらず雪面が荒れています。今までのパウダーボードでは、朝一の面ツルは楽しめても、午後のライディングがストレスになることが多くありました。そんな昨今のJAPOW事情にぴったりなボードだと感じます。

ノーズ形状がルーズなので取り回しもよく、ツリーや横壁を使った動きも面白かったですし、テールのしっかりとした張りのおかげで高速域でもばたつかない、吸収していく様な感覚です。ピステンもパウダーも、シュチュエーションを選ばず縦に落としていくことが出来るボードでした。各形状の良いトコ取りのボードなので、スイッチや大きなターンに関しては得意とは言えませんが、縦のラインで疾走したい中上級者におすすめしたい1本です。バインディングはX ESTやCARTEL、FALCORがお勧めです。

平山くんのSTRAIGHT CHUTER採点
インパクト:9 フレックス(ノーズ:5 テール:9) カービング:6 グラトリ:2 バンク:7 テクニカル:7 トーション:5 ジャンプ:4 スイッチ:1 パウダー:9 /10点満点
STRAIGHT CHUTER
平山 雅一 Masaichi Hirayama
1982年生/174㎝/65㎏/レギュラースタンス
試乗ボード:STRAIGHT CHUTER155
試乗コース:余市1A 朝里2A
使用バイン:X EST / FALCORE
このボードを一言で表すなら?「異種組み合わせボード」
STRAIGHT CHUTER

RAI TAKEDA

真逆のコンディションを突っ切る
ハイブリッドボード

ルスツでノンストップで滑りたいボードです。午前中はパウダーライド、凸凹が気にならないので、午後からは荒れたピステンバーンをカービングで攻めるのもアリ!SENSEIと共に、今期イチオシのモデルです。

浮力とパワフルなカービングという全く違った乗り味が一枚の板で楽しめる理由は、浮力をキャッチするノーズと、踏み込めるテールだと思います。

ボードに触った感覚では、パウダーエリアを高速で突っ込んでいくイメージが沸きましたが、一本目に滑ったピステンバーンでのカービング性能とスピード感に驚きました。ターンは縦方向と言うよりも、斜め斜めにズドン!ズドン!とイナズマのようにバーンを切り裂く感覚です。スピードに乗ってターンを重ねる度に快感が味わえるボードだと思います。SENSEIのカービングとは全く別のスタイルで、ピステンバーンを鋭く切り込んでいく珍しいボードです。ここ数年のFAMILY TREEでは、誰にとってもファンな印象を与えるライトな乗り味のボードが多かったので、戸惑った程でした。

162だと僕にはテールの粘りが強すぎて、良いコンディションを1日滑り切るには体力が必要だと感じました。また、横に動かす様に乗るには不向きだと思います。155なら出力パワーを落とせたので、自分にはしっくりと合いました! 

パウダーでは2つの驚きがありました。ピステンバーンで感じた「攻めるボード」とは一転、ノーズから感じられるあまりの浮遊感に、思わず歓声を上げてしまいました。SPEED DATEの様にパウダーでも切り裂いていく乗り味ではなく、生粋のパウダーボードです。ノーズの浮力が強いので、薄いパウダーでも浮きを感じられます。ピステンでもパウダーでも、コースの途中で止まらずに攻めていけるボードです。

竹田くんのSTRAIGHT CHUTER採点
インパクト:10 フレックス:8 カービング:10 グラトリ:2 バンク:7 テクニカル:8 トーション:9 ジャンプ:3 スイッチ:1 パウダー:7 /10点満点
STRAIGHT CHUTER
竹田 礼 Rai Takeda
1986年生/181cm/58kg/レギュラースタンス
試乗ボード:STRAIGHT CHUTER 162/155
試乗コース:朝里2B・余市1A
使用バイン:X EST 18,+3
このボードを一言で表すなら?「パウダーとピステンで乗り味が変わる」
STRAIGHT CHUTER

SHOTA MOROHASHI

まるで戦闘機 操縦が楽しい

試乗会の期間中、サイズ違いで乗り倒しました。ビッグマウンテンボードなのに、優れた機動力とパワーも備え、あらゆる地形に対応していると思いました。
しっかり乗り手のペースに合わせてくれて、少しだけ前に誘導してペースを押し上げてくれるような感覚です。

僕の身長体重だと155がミニマムで、162がマックスサイズ。162ではボードのパワーがあり過ぎて、コース内やサイドカントリーでは過剰スペックに感じます。159はボードの良さが目立ち、どんどん乗って挑戦したくなるボードでした。

オープンバーンも攻めながら、タイトなツリーランも滑る、そして未開拓な地形を切り開く能力があります。ゲレンデ内のサイド、例えば札幌国際スキー場の様なテクニカルなサイドカントリーで遊ぶなら、155。159は圧倒的な安定感が加わりますので、ルスツやニセコの様な大きな山に適しています。
因みに、159のテールのグリップはこのブログの為の動画撮影に大活躍しました。追い撮りの最中は、地形をチェックしてる暇が無いのですが、159の性能が最高のスタビライザーとなりました。ノーズがいとも簡単にボコボコの斜面を吸収、そして後ろ足で踏み込めるので安定感も抜群、撮影に集中することができました。この感覚はLEADER BOARDとも似ていますが、LEADERの様なドスンとした感じはありませんでした。

ただ、滑走中のノーズのバタつきが少し気になります。ライディングに支障はありませんが、ケブラーでも織り交ぜて抑えて欲しかったかな…と思います。ビンディングとのセットアップはCARTEL、UNION LTD19-20モデル、NOW DRIVEが面白そうです。

諸橋のSTRAIGHT CHUTER採点
インパクト:10 フレックス:8 カービング:8 グラトリ:2 バンク:10 テクニカル:7 トーション:7 ジャンプ (地形での飛び出し) :10 スイッチ:0 パウダー:10 /10点満点
STRAIGHT CHUTER
諸橋 正太 Shota Morohashi
1982年生/181cm/75kg/レギュラースタンス
試乗ボード:STRAIGHT CHUTER 155,159
試乗コース:朝里2B・余市1A
使用バイン:STEP ON
このボードを一言で表すなら?「名前そのまんま!」
STRAIGHT CHUTER

TAKEHIRO TANAKA

モロの呟き

かつてBURTONに在籍し、TOYOTA BIG AIRでも伝説の逆差しステイル・フィッシュグラブを披露したヨハン・オロフソン(JOHAN OLLOFSON)は、アラスカのビッグラインでフリースタイルを体現し、スノーボーディングを進化させた1人です。スイッチやバタートリックを取り入れたラインは、退屈に見られがちだったターンだけの映像に大きなインパクトを残しました。当時のボード形状とは全く違うものの、このボードに触れた時、彼をライディングを思い出しました。いつかDANNYの、ビッグラインに特大のマックスイストをかます画を見たいものです。

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Categories : SNOWBOARD
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