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THE CHANNEL|最も簡単で奥深い
BURTON独自のセッティングシステム

チャネルの使い方とビンディング選びのヒント

THE CHANNELでセッティングに挑戦しよう

現在販売されているスノーボードには、板とビンディングを繋ぐ為のインサートパターンが2種類あります。1つは、ボードにネジ穴が開けられたオーソドックスなインサートホール。もう一つは、2008年にBURTONが発表したTHE CHANNEL(ザ チャネル)です。

セッティング

(左)インサートホール (右)THE CHANNEL

チャネルは、スノーボードに埋め込まれたレール上で、スタンス幅と角度を自由に、簡単に調整できるという画期的なシステム。その登場により、従来のセッティングの難しいイメージは払拭され、細かな数値からスノーボーダーを解放しました。

チャネルの魅力をひと言で説明すると、簡単、自由、直感的。BURTONが作るスノーボードは、モデルによってコアの密度や厚み、配列を変えてフレックスやトーションを生みだしています。チャネルは、バートンボードが持つ能力を最大限に感じられる様に出来ている、と、僕は考えています。

今まで、セッティングはショップスタッフに任せきりだったというビギナーの方は、是非チャネル搭載ボードでセッティングに挑戦してください。色々なスタンスを試すことで、滑りやすさやボードの印象が変わり、スノーボードがますます楽しくなるはずです。

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細かい事は一切抜き!感覚重視のセッティング

ビンディングは、どんなときもボードの同じ位置に固定されていることが正解ではありません。ボードの種類やスキルアップによっても、滑りやすいと感じるセッティングは変わるからです。上級者たちは、板や遊び方に合わせて自分らしく滑るための数パターンの数値を持っています。また、MOJANEユーザーの多くは、セオリーに縛られずにセッティングを試す楽しみを知っています。

従来のネジ穴式(インサートホール)のセッティングでは、自分好みの角度や幅の「数値」が必須でしたが、チャネルでは細かな数字に頼らなくともセッティングが完了します。インスピレーションをそのまま足元に再現できるので、メジャーも計測も要りません。

目指すは、スノーボードが身体の一部になったような心地良い感覚!難しい作業は一切ありませんので、ぜひ挑戦してください。

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THE CHANNELの使い方

①まずは推奨スタンスで

チャネルでは、レール上の好きな位置にバインディングを取り付けて、スタンス幅の微調整までを自由に行うことができます。ボードにある三角形の印は、そのボードの推奨スタンスを示すもので、REF(リファレンス・ポジション)と呼びます。スタンス幅は、自分が滑りやすいと感じる状態が正解なのでルールはありませんが、まずはREFをスタンス位置の基準として試してみましょう。

②直感に従いスタンス幅を探る

ボードのREFの上にバインディングを置き仮止めし、ブーツを履いて実際にバインディングにセットします。装着したら、膝を曲げてみたり、身体をねじってみたり、ライディングをイメージしながら少し体を動かしてみてください。「もう少し足を広げた方が着地しやすいかな」「もうちょっと後に乗りたいな」そんな感覚に合わせて、バインディングを少しずつスライドさせて調整します。

③ビスを締めれば完成

自分の滑りやすい位置・幅・角度が見つかったら、あとはビスをしっかりと締めるだけ。これでスノーボードとバインディングのコネクトは完了です。アングルやスタンス幅、センタリングといった言葉や数字が無くても、これで全てのセッティング作業が出来てしまいます。実際に滑った際に違和感があれば、ドライバー1つで修正可能なところもTHE CHANNELの便利なところです。自分だけのセッティングを見つけましょう。

THE CHANNELの注意点

多くのスノーボードブランドが採用しているインサート方式のボードを使ってきた人にとって、セッティングはスタンス幅と両足の角度それぞれの「数値」が全てでした。数字でスタンスの感覚を掴んでいる人が、これ!と決めている数値を感覚的なチャネルで再現する場合、慣れたインサート方式の方が手早く完了するかもしれません。

逆に、スノーボード歴が長い人の中でも、感覚肌の人や数字に拘らない人にはピッタリのスタイルです。もちろん、チャネルでもセオリーや数字を基にセッティングを行ことは出来ますが、せっかくチャネルを手にしたのなら、まずは上記のようにフィーリングに任せてセッティングしてみて下さい。

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専用パーツを確認しよう

チャネル搭載ボードには、必ずM6インサートが付属しています。因みに、古いモデルにはM5という規格があり、対応するレールも細いタイプでした。近年はM5のパーツがあまり出回っていませんので、M5を愛用している方はスノーボードショップに在庫を確認し、万が一の為にストックしておくと良いでしょう。

※THE CANNELは、JEREMY JONES(ジェレミー・ジョーンズ)がライダーとしてBURTONに加わり、開発に携わったことで飛躍的に完成度を上げました。かつてJERMYが所属していたFORUM SNOWBOARDSやCAPITAも、独自のレールシステムに挑戦していましたが、いずれも成功とは言えませんでした。それでもJERMYは、失敗を糧にBURTONでレールシステム完成に尽力。スノーボード業界の功労者だと思います。

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BURTON ESTとREFLEX

BURTONからは、チャネルの為に2種類のビンディング形式が用意されています。一つは、チャネル専用に開発されたEST(イーエスティ)、もう一つは、チャネルでもインサートホールでも使える、従来通りのディスクを使ったREFLEX(リフレックス)。それぞれに特徴や使い方が異なります。MOJANEユーザーの多くは、まずはESTでBURTONの提案を試し、リフレックスで自分の好みを探ってきました。どちらが良いかはあなた次第、どんなスノーボーディングがしたいのか、用途を考慮して選びましょう。

EST:ボードフレックスを最大限に引き出す
ESTは、チャネルを搭載したボードとブーツの一体化を目指したビンディングです。フッドベッドの下にベースプレートが無く、直接ボードの上に足を置くようなイメージです。それにより、雪面から足裏に伝わる感覚や、足の先端までを使ったダイレクトなボードコントロールが可能になります。ビンディングの左右でベースプレートで止めるので、ボードへのトラクションがかかりやすく、トーションも通常のボードよりも効きやすくなります。ビンディングで重視される「反応の速さ」をより一層引き立てる印象です。また、スケートボードのように、自由なセッティングを好むライダーにも好相性です。
REFLEX:足裏感覚を重視
REFLEXは、BURTONが提案する足裏のフレックスを、どんなボードでも再現すべく改良が続いています。見た目も仕組みも、他ブランドのビンディングと大きな違いはありませんが、ベースプレートが縦に分割され、ディスク自体が良くしなる様に作られています。EST程ではありませんが、REFLEXでも十分にスノーボードのフレックスが感じられ、4×4のスノーボードでもボードを反発させたり、プレスしたり、操作性を向上させることにも成功しています。
GENESIS X EST

GENESIS X EST 2020

MOJANE的ベストESTはGENESIS X

チャネルに合わせる「EST」ビンディングとして、僕が最もお勧めしているのがGENESIS X ESTです。キックバックハンモック、ハンモックストラップ、そしてスプリングベッドを搭載した信頼と安定のモデルです。ハイレスポンスでありながらもクッション性に長けていて、長時間のライディングでも疲れ知らず。そしてスプリングベッドはESTの特徴である、足裏でのボードの”たわみ”に反応してバネの様に飛び上がり、ボードを踏み込む度に反発からパワーが生まれてくるのを体感できます。MOJANEではキャンバータイプのボードはもちろんのこと、CUSTOM X FVとの相性に自信を持っています。
高い人気を誇るGENESIS X ESTですが、残念ながら2019-2020シーズンを以て終了してしまいました。今後は、デッドストックや状態の良い中古品をチェックしてください。

binding

THE CHANNELの為の他社バイン

BURTON独自のインサートということは、他ブランドのビンディングは使えない?と思う方も多いですが、チャネル対応のビンディンはBURTON以外にもあります。例えば、スケートライクな乗り心地を得意とするNOW BINDINGS。若手トップライダーからの支持も厚いUNION BINDINGもチャネル対応です。MOJANEユーザーの方々も、THE CHANNELとこれらのバインディングブランドを自由に組み合わせて楽しんでいます。因みに僕は、NOWのSKATE TECHとTHE CHANNELの相性の良さにも注目しています。

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THE CHANNELの耐久性と実用性

チャネルの耐久力は、BURTONが行う保証システムでも立証済みです。新品のボードであれば3年保証(メンバー登録を行うと更に1年)が付いていますので、安心してご使用ください。また、この10年でMOJANEに持ち込まれた破損・不具合は数える程しかありません。また、その殆どが保証期間内の保証対象でした。

そういった点をあえて書く理由は、リリース当初のチャネルはBURTONのビンディングしか取り付けることが出来ず、ズレてしまいそうな見た目のイメージも相まって誰もが疑いを持っていたからです。一部のプロフェッショナルや、スポンサードを受けていたライダーの中では実際にズレが起きていたようですが、彼らの様な極めてハードなライディングという領域での事。僕たち一般レベルでは、そういった事例はありませんでした。更に、テストと改良は続いています。THE CHANNELのアップデートはM5インサートからM6というサイズに代わり、エキスパートレベルでのズレも見られません。

近年は、パーソナルデータを基にその人に合ったスタンスを割り出す計測器「スタンサー」の利用も増えていますが、THE CHANNELではその結果すら重要ではありません。数字に惑わされることなく、自分の感覚をTHE CHANNELの上で遊ばせ、スノーボードを楽しみましょう!

Categories : SNOWBOARD
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