YES NOW BOARD

YES NOW BOARD 2017-2018
注目の4モデルの解説とレビュー

YES NOW BOARD / Pick Your Line, STANDARD, 20/20, OPTIMISTIC

3:YES NOW BOARD 20/20
(トゥエンティー・トゥエンティー)

YES NOW BOARD 20/20
YES NOW BOARD 20/20 /ライ君
YES NOW BOARD 20/20
YES NOW BOARD 20/20
2015-2016シーズンにデビューしたモデル。業界の常識を覆す3D形状”POWDER HULL(パウダー・ハル)“がノーズとテールに取り入れられています。パウダー・ハルは、筒状のソールから空気と雪を取り込み浮力を増加させてスピードを出します。新雪をしっかりキャッチするので、非圧雪エリアでのターンは柔らかい雪を掴む感触を得られます。パウダー・ハルのルーツはサーフボードのデザインにあり、1960年代に遡ります。
YESのクルーはマリブ(カリフォルニアを代表するクラシカルサーフポイント)のようなクリーンで永遠と繋がるファン・ウェーブを手付かずの新雪に置き換えてこのボードを作ったのでしょう。非圧雪のパウダースノーが広がる北海道には間違いなくベストなボードデザインです。トゥルー・ツイン形状でショート・ワイド。ハルから噴出されるスプレーは異常なほど高く上がります。パウダーで180°を繰り返しながら遊びたい、ヒットポイントを見つけてはスラッシュしたい、ダッグスタンスのスノーボーダーはまずこのボードをチェックしてみてください。圧雪エリアでの操作性も実証済みです。YESラインナップの中でもワイデストボードとなり、150,154です。レングスのご相談は是非店頭で。


20/20 154 146 TEST RIDER ライ君のレビュー

YES NOW BOARD 20/20
20/20 ライ君
46と54を比較します。まずなんといっても46の”JOY感”が半端なく際立つボードです。ショートのSK8を思わせる遊び感が強かったように思います。当て込んだり、180からマニュアルしてみたり。フラット、ギャップに限らず180や360を自然と連発してしまうような、遊びをリードしてくれるボードです。”ハル”のおかげか、パウダーでは浮くというよりもパウダーの表面を滑っていく感覚。ですのでちょっとした脇パウでも他のボードよりも優越感を得られます笑。
板の長さ通りのターンで、前に詰まったり後ろに抜けたりと最初は慌ただしさを感じるかもしれませんが、それを含めて20/20なのだと思います。54ではパウダー表面を滑るという感覚がモロに感じられます。ですが、体格の問題で残念なことに僕(181cm 58kg)だと前記した遊び感がほぼ損なわれてしまいました。長さ選びを間違うと20/20らしさが出ず、普通のパウダーボードになってしまいます。”パウダーボード”として捉えるなら断然浮きます。長さのおかげでターンにも伸びが出て来ますが、そこは他のボードにお任せしたほうが良いですよね。僕のようにターンも楽しみたい人には、46より長い方がいいかもしれませんが、長さのせいで20/20の”遊び”が損なわれてしまうのは本末転倒です。50で”遊び感”もあれば嬉しいですね!50なら技術でカバーしてターンも楽しめそうですしね!!


20/20 154 146 TEST RIDER 平山君のレビュー

とにかく回転性が良く、動くファンなボード。Powder Hullの恩恵でパウダーでの浮力もバッチリです。更に、トゥルーツインなのでスイッチでのライディングも違和感がありません。マッシュの連続するようなセクションや緩斜面のパウダーで、180しながら飛び繋げていくのが最高に楽しいボードでした!ただ、ピステンでのカーヴィングに関しては地形やコンディションによってはズレてしまうので、ターンのGやキレに面白さを求めるボードではないと感じました。回転性が命のボードだと思うので、普段使用してるボードより5~10㎝くらい短めのボードをチョイスすることをオススメします。僕の場合は、体型や滑りのスタイルを考慮して150に乗ると思います。154は普段のボードが160cmオーバーのスノーボードに乗っている方や、とにかく体格が大きくパワーがある方にフィットすると思います。それ以外の方は150cmで十分ではないでしょうか。ファンボードですが、乗るポディションやエッジワークはシビアなボードなので、性能をフルに引き出すのであれば上級者向けのファンボードだと感じました。

4:YES NOW BOARD OPTIMISTIC
(オプティミスティック)

YES NOW BOARD OPTIMISTIC
YES NOW BOARD OPTIMISTIC/平山君
YES NOW BOARD OPTIMISTIC
YES NOW BOARD OPTIMISTIC
前シーズン”POWDER & CARVES”をコンセプトにフルモデルチェンジを遂げ、キャッチーなボードとなりました。MOJANEのベストセラーでもあるTHE420の浮遊感に、前身であるOPTIMISTIC(現PYL)のドライブ性をミックスしたハイパフォーマンス・ファンボードです。超攻撃的でありながらも、新雪の浮遊感に触れてしまったビギナーにも対応。YESが試行錯誤の末にたどり着いた新境地ともいえるボードではないでしょうか。日本では、通常154~160cmのスノーボード選びが主流です。
しかしこのボードは151,154,157と短めのラインアップ。その代わり、他のボードを上回るウェストワイドを持ちます。短くすることでタイトな動きが可能に、太くすることで、安定感と浮力を生み出しています。同じくCAMROCKのベンディングですが、ノーズ・ロッカーが長くセッティングされています。ミッドレングスでミッドワイド。普段よりも数センチ短いボードをチョイスしてください。バランス感は是非店頭でご相談ください。


OPTIMISTIC TEST RIDER ライ君のレビュー

YES NOW BOARD OPTIMISTIC
OPTIMISTIC/ライ君
ボードの形状から想像する履き心地と、実際のギャップにヤラれると思います。ボードと雪面の接する部分からは、滑るまでもなく浮遊感が伝わってきます。パウダーエリアでは、ノーズから前足の裏側にかけて徐々に浮いてくる感覚と、後ろ足がパウダーの底辺部分を踏んでいくような感じがあります。しっかりとパウダーを捉えているのにボードの取り回しが良く、ツリーランも難なくこなせるボードでした。パウダーを切り裂いイメージで滑っていけます。
ピステンでは、フォールラインに落としながら縦にターンしていくような、攻め攻めで滑る人にしっくりくる板かなと想像します。一つ一つのターンをじっくり楽しみたい人には今ひとつかもしれません。クロスオーバー気味に滑るにはややストレスを感じてしまいました。試乗中に出ていたセットフロントの提案は納得です。コンディションによってその都度セットし直せる余裕がある人は是非試してください。パウダーで面白さを発揮するボードですので、ゆったりしたターンの気持ち良さを追求するには別の板、パウダーはOPTIMISTICという使い分けをするならオススメです。また、見た目とは裏腹にスイッチでのコントロールも難なくこなせるボードでもあります。スイッチ時に、前足を引っ張ってストレス抱えながら滑ることがありません。パウダーでのルーティンでスイッチも視野に入れたライディングをする人に、是非体験してもらいたい乗り心地でした!


OPTIMISTIC TEST RIDER 斉藤君のレビュー

YES NOW BOARD OPTIMISTIC
OPTIMISTIC 斉藤君
今回の試乗で1番謎めいていたOPTIMISTICが、最もインパクトの強い板でした。ノーズが大きくロッカー形状でDEEPPOWでも抜群の浮力。ウエストが太くスピードを出してもバタつかない安定感。テーパード形状でもテールロッカーが付いてるのでカービングで深くターンを刻みこめるエッジ。僕の中で今1番乗りたいパウダーボードとなりました笑。ノーズロッカーの板は割と高速域でバタつく事が多く敬遠しがちでしたが、この板は全然バタつかないので乗り心地は抜群でした。
ウエストが太い事も安定感に繋がっていると思います。僕が今乗ってる板はウエスト260mmくらいのやや太めの設計なので、すぐ馴染めましたが、カスタムXなどの細めの板から乗り換える場合は、ターンの反応や切り返しがワンテンポ遅く感じるので、違和感を抱きやすいかなと思います。その代わりに深くターンに入れるので気持ち良いGを感じれるはずです。


OPTIMISTIC 157 TEST RIDER 平山君のレビュー

YES NOW BOARD OPTIMISTIC
OPTIMISTIC 157 平山君
見た目以上にパウダーでの浮力があり、高速域でも安定した直進性があるにもかかわらず小回りもきくボードでした。ピステンにおいてもしっかりと噛むので切れ味のある気持ちの良いカーヴィングができるボードでした。推奨スタンスだとかなりセットバックが入りますが、テールの形状もスイッチにも対応してるし、推奨での浮力も充分過ぎるくらいあるのでカーヴィングやスイッチのことも考えると個人的には少しセットフロントして乗ると調子が良いのかなと思いました。
デメリットを挙げるなら、大きいターンをする際に、ターンの後半まで踏み続けていくのが難しいボードだと感じました。ターン後半で踏み続けようとするとどんどん切れ上がってしまうイメージです。やはり直進小回り系の板という事でターン弧の設定が小さく設計されているのだと思います。パウダーでもピステンコンディションでも縦にラインをとって攻めるのに最適なボードではないでしょうか。僕の体型だと154と157で迷うところですが、旭岳やモイワ、テイネゲートなどのスティープな斜面をメインで考えるなら157、春雪コンディションやツリーランメインでルスツや国際などで遊ぶことを考えるなら154をチョイスします。個人的には今回乗ったボードの中で一番魅力的で、気持ちのアガるボードでした。MOJANEのTHEパウダーボードのラインナップで比較するなら、直進性重視の縦ラインで攻めたいならこの板で、ターンのGや気持ち良さを求めるならBURTONのダンプトラックが今期のイチオシです。


ボード解説と3名のレビュー、いかがでしたでしょうか。今回の4本は、とにかく攻めたデザインで個性溢れるボードが揃いました。それぞれに特徴があるので、目的を持ったボード選びに応えてくれることと思います。試乗とレビューにご協力頂いた斉藤君、ライ君、平山君に感謝いたします。

YES NOW BOARD 公式サイトhttps://www.yesnowboard.com/

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